「妙心寺展」

f0119179_2504419.jpg京都国立博物館で10日まで開催されている「妙心寺展」に9日に漸く行きました。質・量ともにこれまでにない規模で妙心寺の歴史と文化を紹介したものだそうで、確かに見ごたえ十分でした。13世紀の墨蹟は、勢いのある筆致に、書いたのは800年近く前に生きた人なのだと思うと不思議な気がしました。花園天皇晩年の書簡も、内容を読めるわけではないけれど、書いた時の心情を想像すると、花園天皇という人がこれまで以上にリアルに感じられました。
開祖が身につけていた袈裟の金襴など、手仕事の見事さに感動。圧巻は境内でも神聖な場所とされる玉鳳院の正堂と方丈を仕切る引戸に施された螺鈿。山水や人物が実に細かく描かれていて、ここまで螺鈿で仕上げたものは初めて見ました。妙心寺の僧侶でもほとんど目にすることがないそうです。瓶を蹴り倒して去って行く霊祐禅師を描いた「浄瓶踢倒図」は緊迫感があって印象的。でも、こういう展覧会を見ていつも思うのは、描かれている逸話や故事を知ってるともっと深く楽しめるだろうになぁ・・・ということ。ゆっくり見すぎて閉館時間が迫り、肝心の白隠の作品や龍虎図屏風をじっくり見られなかったのが残念でしたが、インパクトは十分ありました。有名な「瓢鮎図」は、モモ母には、あ、そうですか・・・という感じでした。
http://www.kyohaku.go.jp/jp/tenji/index.html
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by mmcmp | 2009-05-10 03:49 | 観劇・鑑賞 | Comments(0)
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