人気ブログランキング | 話題のタグを見る

野菜の当たり前

野菜の当たり前_f0119179_0113169.jpg6月になって空が一層夏らしくなりました。野菜も夏のアイテムが増えてますね。上の写真はちょっと前に「ワンドロップ」さんで買ったトマト。基本的にワンドロップさんの野菜は無農薬だったり減農薬だったりするわけですが、このトマトは無農薬なだけでなく、肥料も一切使っておられないんです。でも街のスーパーで見かけるものより赤いのに驚いて買っちゃいました。農薬も肥料も使わなくてこんなに赤いトマトを作ろうと思えば作れるのに、なんで農薬や化学肥料を使って赤くなくてトマトの味がしないものが当たり前になってるんでしょ??
先日の新聞に老舗料亭の料理長と有機農業研究者が書いた本「おいしい野菜の見分け方」の紹介記事が出てましたが、例えば小松菜は色の薄いものを選ぶのがコツで、「色の濃い葉は窒素肥料のやり過ぎ」と解説されてました。色の薄い方が栄養足りないように思いがちだけど、反対なんですね。写真下は鷹が峰で作られた賀茂ナス。料亭などに出荷されるA品と野菜の当たり前_f0119179_05026100.jpg違って、形がちょっと良くないB品を安く販売されてます。家で食べるならこれで十分おいしかった。でも東京辺りでは「京野菜」のブランドをウリにしたA品が、一般消費者にも当たり前のように高値で販売されるんでしょうね・・・。
ONE DROP
小山初音町
075-493-5612
10時30分~18時30分 
日・祝日の月休
http://onedrop-vege.jugem.jp/
by mmcmp | 2009-06-08 00:53 | 京都でお買い物 | Comments(4)
Commented by 三条大宮のフランス人 at 2009-06-11 03:38 x
ごぶさたしてます!
やっぱり農薬や化学肥料をつかわない野菜、あるいは最低限しか使っていない野菜を食べたいですよね。同感です。

ところでトマトは「桃色(ピンク)系」と「赤色系」とあります。
「緑系」もありますが・・・

ピンク系は、皮が薄く果肉もやわらかく生食に向いているけど、
薄味。このピンク系の代表が桃太郎です。

赤系は、味が濃厚で加熱すると旨味を増すのが特徴です。

世界の品種では赤系が圧倒的に多いそうですが、日本と韓国ではピンク系が好まれているのだそうです。

赤くないトマトは、いわゆるピンク系なのではと思いますが・・・、
いかがでしょう。
Commented by mmcmp at 2009-06-12 01:09
なるほど、ピンク系と赤系、緑系があるなんて初めて知りました。
桃太郎がピンク系なら今も日本に出回ってるトマトはほとんどピンク系ってことですね。それなら赤くなくて納得です!
でも、昔は赤系が多かったけど、市場は消費者がピンク系を好むと判断してピンク系を主流にしてるということでしょうか???赤系もニーズあると思うんですが・・・。

ちなみに最近のキュウリもキュウリの味がしませんよね。あれもそういう品種なのかな?キュウリが嫌いな子って多いみたいだし・・・。
Commented by 三条大宮のフランス人 at 2009-06-12 02:55 x
日本国内で登録されているトマトの品種は100以上。
日本で栽培されているものは、生食用が大半ですから、ピンク系と考えて良さそうです。
大きな産地、たとえば北海道や愛知では加工用もつくっているそうです。

味というのは、食べる人の好みもあります。
個人差が大きいものですよね。年齢や体調でも変わりますものね。

また農産物は、産地や栽培方法、品種、生産者によってもずいぶん変わりますから、懐かしい味に出会おうと思えば、どこのどんなものを食べていたかを正確に思い出すことが大切なようです。

多くの生産者の方は、安全で安心なものをつくりたい、届けたいと考えてらっしゃいます。農作物は自然の恵みですが、経済的には安定した生産性や計画性なども求められますよね。

日本の農政が貧困の中で、一生懸命つくっても生活していけない、後継者を育てられないという実態をふまえることが肝心なのではと思います。

可能なら、一日、いえ半日でも、農作業を体験することをオススメします。



Commented by mmcmp at 2009-06-12 03:47
日本のトマトって100以上の品種があるんですね。トマトではなく小豆の話だけど稀少品種を作ってお菓子などに積極的に使っていくことで、稀少品種とそれを栽培する農家を守ろうという動きがありますが、そういうのはごく少数で、経済性を求めるとどうしても安定供給できるトマトだと桃太郎みたいなメジャーな品種になるんでしょうね。

味は確かに個人差がありますが、味の好みの傾向というのが意図的に作られている気がしてなりません。美味しさの基準だけでなく安心・安全の基準も人それぞれだし、何でもイメージや情報によって左右される危うさがあると思います。

自給率の低さだって国をあげて問題視してますが、カロリーベースだと40%だけど、金額や重量ベースだと60%で諸外国と比べてそう見劣りしないようです。世間が当たり前のように思い込まされてること、都合よく動かされてることが最近やたら多くて、ちょっとコワイです。
<< おばあちゃんと昼行燈 モモのイビキ >>