五山の送り火

f0119179_17442157.jpg16日は五山の送り火が行われました。昨年は妙法を間近で見るため松ヶ崎まで行きましたが、今年は加茂川の堤防から眺めました。
前日の早朝のラジオ番組でN教授に「送り火」の話をしていただきました。N教授は日本中世史がご専門ですが、六道まいりに合わせて西福寺で地獄絵の絵解きをなさったり怪異研究でも知られる先生。大文字の大が何を意味するかには諸説あるけれど、N教授は大般若経の大ではないかとおっしゃいます。平安遷都以来争いが繰り返されてきた京都。京都の家はどこもみな死者の上に建っていると言われるくらい、都には無数の死者が眠っています。「先祖の霊は家が供養するけれど、名前もわからない人達を供養して怨霊にならずにあの世で幸せに暮らしてもらうための行事が送り火ではないか」とN教授はおっしゃいます。そうか、名もなき人々はちゃんと供養しないと怨霊になったのね・・・とモモ母、妙に納得。妙法もお経に関連し、船形はあの世へ運ぶ舟、鳥居はあの世への入口というのも説得力があります。「この説には確信に近いものがあるんですが、残念ながら市民権は全く得ていません」とN教授が言うように、本当のところはわかりませんが、お盆に帰っていた先祖の霊を送る行事と単純に思い、「家に供養されない霊」のことまで考えたことがありませんでした。15日は終戦記念日。戦後64年経っても異国で供養されることなく眠る名もなき兵士がまだたくさんおられるんですよね・・・。
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by mmcmp | 2009-08-17 18:11 | 雑感 | Comments(0)
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