名曲喫茶に浸る

f0119179_161548.jpg中野まで行きながら荻窪の「邪宗門」に行かなかったのは、高円寺の「ルネッサンス」に行ってみたかったから。かつて中野に「クラシック」という昭和5年(1930)創業の老舗名曲喫茶があったそうです。その店はファンに惜しまれながら2005年に閉店したそうですが、そこの従業員だった方が保存していたレコードや備品で始めたのが、この「ルネッサンス」。お店の様子はほぼ「クラシック」を再現しているとか。何だか素敵な話ですよね。
入ってまず飲み物(400円)を注文してお金を払います。食べ物の持ち込みも可能です。京都のクラシック喫茶Rと比べて随分と良心的なシステム。珈琲をお願いして奥へ。実はここで本を読むつもりだったんですが、席がよくわからないくらい薄暗く、音量も思ってた以上に大きくて本を読むには不向き。これはあまり長居する感じじゃないなと思ったものの、次第に目が慣れると、石膏像や蓄音機、年代物の掛け時計などが雑然と配された独特の空間が妙に居心地良くなってきました。音質はそれほど良くない、というかブツブツとノイズまじりではあるけれど、それがまたたまらなくf0119179_1342246.jpg懐かしい。お客さんは初老の男性がほかに2人。みんな黙って音楽に耳を傾けます。とは言え、モモ母は曲名も演奏者名も全くわからず、本や雑誌を読むでもなく、原稿チェックをするでもなく、談笑するでもなく、ただぼーっとしているだけでした。でも、何だかとても心地よくて、滞在予定時間を大幅にオーバーしました。
★ルネッサンス
東京都杉並区高円寺
03-3315-3310
12時~23時 月休
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by mmcmp | 2010-11-26 01:36 | 東京のカフェ | Comments(2)
Commented by ぼの at 2010-12-09 22:31 x

わぁ、いいですね~☆ 音楽中心のお店、憧れなんです。
元々は、古めのソウルミュージックが好きなんですが、お店となると、多分私の場合「ノリ」が付いていけなさそうで・・・
クラシックやジャズも、遅ればせながらここ数年でやっと良さがわかるようになったので、ゆっくり浸ってみたいです。
Commented by mmcmp at 2010-12-10 23:48
名曲喫茶というのは元々はレコードが高くて買えない学生のために飲み物代で良質な音楽を提供しようというのが趣旨だったようです。聞きたい曲がすぐにダウンロードできる現代は少なくなって当然ですが、当時を知らない世代でも、しかもクラシック門外漢でも十分楽しめました。理屈はさておき、心地よいのが一番ですよね☆
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