おかきの芸術品

f0119179_174273.jpg久々に島原を訪れたという事務所のS君が「うすばね」をくれました。島原大門のすぐそばにある手焼きあられ、おかきの「菱屋」の薄焼きおかきです。以前、構成を担当していたラジオのうまいもんコーナーで紹介した時にS君もスタッフとして関っていて、うすばねの美味しさにハマッていたので、お目当ての店に行く前に立ち寄って買ったのだそう。このおかきは本当に見事で、京都らしい美味しいものを語る時にははずせないと思っているんですが、なかなか訪れる機会がなく、当ブログでも2007年に一度紹介したきり。食べるのもそれ以来なので、とっても嬉しいです。
名前の通り羽のように薄くて軽いうすばね。0.3ミリほどに切ったお餅を数日寝かせてから一枚ずつ並べて天日で干し、さらに数日寝かせて網で丁寧に焼いていきます。使っているもち米は近江羽二重。粘りがあって美味しいけれど、粘りがあるだけに、よく乾かさないと、ひっついて焼くのが難しいのだそう。薄いのでひっくり返す時間が遅いと真っ黒になってしまいます。そうして手間をかけて出来たうすばねは、軽くシャキッとした歯ざわりと醤油の香ばしさが際立った、まさに人の手が作り出す芸術品。こんなに手間のかかる仕事は大量生産しているメーカーさんから見たら効率悪くて鼻で笑っちゃうでしょうね。でもモモ母はこういうのが好きなんです。勿体なくて少しずつ味わいながらいただいています。
★菱屋
下京区花屋町通り壬生川西入
075-351-7635
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by mmcmp | 2011-10-09 01:39 | いただきもの | Trackback | Comments(2)
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Commented by ゆきち at 2011-10-09 02:58 x
「うすばね」 わかります、わかります。食べたことあります。花屋町通り、島原ですか。なつかしいです。あの辺りは通勤経路だったので、輪違屋や角屋、平安高校の横、西本願寺、東寺(五重塔)、梅小路公園などなど、その時の気分にあわせて、経路を選んで西大路まで帰ったものです。だから京都は楽しかったです。小さな範囲でも、いろんなものがある。久々に京都に行きたくなってきました。でも決まって訪れる場所は、観光客と違って、四条大宮の王将であったり、いきつけの喫茶店(珈琲陣さん)であったり、まるき製パン所さんであったりするんです。この記事を読ませていただいて、Googleマップで菱屋さんから、その周辺を風景を思い浮かべながら散策してしまいました。
Commented by mmcmp at 2011-10-10 04:33
祖母が五条壬生川辺りに住んでいたので、花屋町通りは私も懐かしいです。独特の雰囲気がありますよね。「うすばね」は祖母の生前には知らなかったのですが、よそにない名品だと思います。
記事をきっかけにグーグル散歩をしてくださったんですね。四条大宮は王将誕生の地。四条大宮店には入ったことないですが、子供の頃は大宮東映で東映まんがまつりを観るのが楽しみでした。
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