「ドアノーの愛したパリ」

f0119179_1320523.jpg何必館・京都現代美術館で2月26日まで開催されている「ドアノーが愛したパリ ロベール・ドアノー展」に行きました。何必館のコレクションを中心に「子供達」「恋人」「酒場」「街路」「芸術家」の5つのテーマで構成された写真展。ドアノーファンのモモ母にはお馴染みの作品も多かったけど、「ねぎを持つ恋人達」や「プロットのキス」など、そんなタイトルだったの?と思うものも。彼の作品にはユーモアと優しさがあると言われますが、今回実感したのは、撮る者が幸せでないとこうした作品は撮れないだろうということ。妬みや怒りといったネガティブなものが一切感じられないから、見る側も優しく幸せな気持ちになるのだろうと思うのです。
3階の「街路」の中で、「伝書鳩が地図を読むことを覚えたとしたらきっと方向感覚を失ってしまうだろう。自分にとって大事なことは、大きな好奇心をもってパリの雑踏の中を自由に歩くことだ」というドアノーの言葉が紹介され、無名の人々の表情とその風景に人間の美しさ、その営みの哀しさを圧倒的に見せられてしまうと解説しています。「彼の底知れぬ善意と、生きている人々や慎ましい人生に向けられた愛情は、いつまでも彼の作品のなかに生きている」というドアノーの死を悼むアンリ・カルティエ・ブレッソンの言葉もありました。5階の茶室には良寛の掛け軸(何が掛かってるか楽しみにしていました)。毎度のことながら梶川館長の言葉や解説、作品の展示方法が見事でした。「日本に、京都があってよかった」とは思わないけど、「京都に、何必館があってよかった」とつくづく思ったモモ母でした。
http://www.kahitsukan.or.jp/frame.html
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by mmcmp | 2012-01-21 13:58 | 観劇・鑑賞 | Trackback | Comments(0)
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