和菓子の粋を楽しむ

f0119179_21175367.jpg銀行に行った後、「紫野和久傳 堺町店」の茶菓席を訪れました。2階に上がったのは何年ぶりでしょうか。ご無沙汰の間にメニューが増えていて、暑い時期には口当たりの良い西湖かれんこん餅をいただくつもりで訪れたのですが、秋らしい栗の和菓子がいくつかあって心が動き、お店の方がおススメという「月あかり」と抹茶のセット(945円)に。
最近「虎屋菓寮」でも葛仕立水羊羹にしたので、運ばれてきた時はビジュアル的に代わり映えしない印象になったかもと、ちょっと後悔したんですが、実際に味わってみると選んで正解でした。写真ではごく普通の栗羊羹に見えるかも知れません。でも、よくある栗の甘露煮ではなく、なめらかに裏ごしされたきんとんなんです。裏ごしすることでホクホク感がアップして、一層栗らしい味わい。きんとんが入った水羊羹って初めて食べましたが、癖になりそうです。しかも名前が見事。小豆あんf0119179_2202878.jpgの夜空に浮かぶ少しもやがかかったようなきんとんの淡い月。草むらからこおろぎの声が聞こえてきそうな、なんだか藤沢周平の世界に入り込んだかのような情趣がありました。最近は妙な和カフェもあって、京都人としてはうーん・・・と思ってしまうんですが、やっぱり格が違う。和菓子の良さを実感させてくれる和久傳さんに感謝です。
紫野和久傳 堺町店
堺町通御池下る
tel 075-223-3600
11時30分~18時30分(茶菓席)
無休
http://www.wakuden.jp/
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by mmcmp | 2012-09-15 22:05 | 京都のカフェ | Trackback | Comments(2)
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Commented by 葉っぱ at 2012-09-15 22:38 x
おおっ、明後日大阪の三越伊勢丹へ買いに行こうと思っていたんです。春の夜さくら、夏の笹ほたるとフンパツして買っていたのですが、本当にお味とネーミングが素晴らしいです。私は月あかりというと、やっと読むことができた「家守綺譚」の「ススキ」を思い浮かべるようになりました。
この時代って、今と比較にならないぐらい月の光が明るく感じられたのでしょうね。「まるで真昼のように明るい」と綿貫は書いています。
Commented by mmcmp at 2012-09-17 00:01
おお、何と言うタイミング☆
夜さくらと笹ほたるもキレイでおいしそうですね。特に笹ほたるは実物を是非見てみたいものです。さらに店のサイトに出ている冬の「まどの雪」もまさに降り積もる雪を彷彿させて見事ですね。
見た目と名前から、人それぞれの想像を膨らませることが出来るのも和菓子ならではの魅力。「家守綺譚」、私もいつかまた読み返したくなりました。
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