失われた空間

f0119179_2329516.jpg久しぶりに御所西の「cafe SALA」に行こうかと思ったら、何と建物が消え、マンション建設現場になっていました!看板を見ると4月頃から工事は始まっていた様子。すぐ近くまで毎週来ているのに水曜に初めて気づきました。ショック・・・。
SALA」が閉店したことも残念なんですが、それはまぁほかにもお気に入りはたくさんあるし、春から気づかないほどご無沙汰していたのも事実ですから、仕方ないと思います。そういう個人的なことより、もっと大きな意味で、大正時代の貴重な洋館がいとも簡単に消えてしまったことが残念で仕方ありません。そりゃマンションにする方が収益上がるし、色々事情があってのことでしょうけど、現代人っておろかなことをするな・・と。京の町家もこんな風にどんどん壊されていくワケですが、町家再生がある種のトレンドとしてあるのに比べて、洋館はヴォーリズなどの有名建築家の作品以外はf0119179_235258100.jpgあまり注目されないようです。一角に洋館を備えた和風建築は明治大正期京都のモダニズムの象徴のように思うのですが・・・。かつての東京駅が復活したように建物自体はいくらでも再現できるのかも知れません。でも、歳月を経ての風格、そこに流れていた時間、大きな窓から見えていた鮮やかな木々と窓からの優しい光、鳥たちのさえずりは二度と戻らない。それが残念でなりません。大好きだった壁際の丸テーブル。アンティークランプのもとでのカフェ読書、とても心地よかったです。
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by mmcmp | 2012-10-30 23:57 | 追憶の店・風景 | Comments(2)
Commented by 葉っぱ at 2012-11-03 02:23 x
客としてこちらへお邪魔したことはないので、自分でも勝手なことを言っているなと思うのですが…。保存のために、所有者・行政・我々、保存のため何らかの手段が取れなかったのかと思います。残念の一言に尽きます。
Commented by mmcmp at 2012-11-04 00:13
やむをえない事情があったのかも知れませんが、所有者も行政も経済効果が期待できないとなかなか価値を見出せないのかも知れませんね。こういう歴史のある建物が作り出す風情こそが京都の街の魅力なのに。近所でもどんどん古いお屋敷が解体されて、2~3軒ほどの建売住宅になっていきます。なんか残念です・・・。
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