暑いくらいの日があるかと思えばまた寒くなりながらも春らしくなってきた今日この頃。「
月花の舞」がなくならないうちに買っておこうと区役所の帰りに「
紫野源水」に寄りました。でも、春らしい和菓子が並んでいて、「
月花の舞」は通年販売らしいので心移り。本蕨餅(400円)が今日はみどりあんだと言うので、そちらをいただくことにしました。
わらびもちの中に緑色のあんを使うのは、裏千家の前の家元の好みだそうで、白餡に抹茶を入れる店もあるそうですが、お抹茶をいただく席で食べる生菓子なので、こちらでは抹茶は使わず白餡を淡い緑色に染めて「春風」の御名をつけておられるそう。この日は茶道家の方からの注文で茶席用に作られたので、店頭販売のものもすべてみどりあんに。その日に訪れることが出来て、ラッキーでした。和菓子はお店の方に教えていただくことが多く、奥が深くて面白い。上品な口当たりで、白あんが苦手なモモ母も満ち足り
た気持ちでいただきました。ただちょっと残念だったのは、せっかくの春の上菓子に合う器がなかったこと。独楽盆に一度は入れてみたんですが、どうも独楽盆はお正月の花びら餅のイメージが強いので、今回も「
正尚堂」で買った銘々皿に。上質な和菓子をいただくと、それに相応しい器がほしくなります・・・。
★紫野源水
小山西大野町
075-451-8857
9時30分~18時30分
日・祝休