のばら珈琲で谷崎潤一郎全集を読む

f0119179_2257295.jpg先日「お艶殺し」の記事を書きながら、全集の似合いそうなカフェとしてふと、「のばら珈琲」が思い浮かびました。うちには谷崎の全集が2種類あって、小さい方なら軽いので第1巻を携えて、「のばら」さんへ。過去2回はお店独占状態でしたが、金曜はいつになく混んでいて、先客が3組。その後、一瞬モモ母だけになったけど、すぐに2組来られる盛況ぶり。この日は温かい「ミルク珈琲」(350円)をオーダー。苦味の強いモモ母好みの珈琲とホットミルクを自分で注いでいただきます。
薄暗い洋間でアンティークランプの明かりを頼りに読む谷崎全集は予想通りに素敵。読んでいると「朝日のようになさわやかに」などのメロディが低く流れてきて、ゾクゾクしました。昭和32年中央公論社から出版された谷崎潤一郎全集の1巻には処女作「刺青」と叙情的な内容を期待してるととんでもない恐ろしく官能的な「少年」といったモモ母が好きな作品が収められf0119179_23335100.jpgています。序の言葉で「他人に読まれたくないようなものは努めて葬り去ることにした。んな物好きはいないと思うけれども、どうかこれ以上古いアラ探しはしてくれないように」と書かれていて、でも三島は「金色の死」を復活させたのねと思うとおかしかったです。また続きを読みに行きたいと思います。
のばら珈琲
上立売通浄福寺西入ル
075-406-0274
10時~18時30分
月・火休
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by mmcmp | 2013-10-04 23:34 | 京都のカフェ | Comments(0)
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