「その場しのぎの男たち」

f0119179_23252469.jpg下北沢の本多劇場で31日まで上演中の「その場しのぎの男たち」を観ました。三谷幸喜が劇団東京ヴォードヴィルショーのために最初に書いた作品で、明治24年ロシア皇太子ニコライが巡査津田三蔵に襲われた「大津事件」に対応する政治家たちのその場しのぎぶりが描かれています。三谷作品の中でも完成度が高い戯曲、客演の伊東四朗はじめ役者陣の演技共に秀逸で、劇団創立40周年記念に相応しい名作。今回が再々々演。初演も10年前の30周年記念公演も観ている大好きな作品です。
コライのお見舞いに雷おこしを持っていったり、許してもらう為にコサックダンスを踊ったり、果ては元九の一に津田を暗殺させようとしたり・・。九の一の山本ふじこは彼女の代表作と言っていいくらいのはまり役です。しかし初演から20年以上経って、みんな年とったよねと実感。三谷作品は場面転換なしにオンタイムで進行していくので、出ずっぱりの佐渡稔は大変だろうと思ってしまいました。チラシに「10年後の50周年もまたこの芝居をしたい」と座長の佐藤B作が書けば、「74才のBさんに可能性はあっても、86才の私には生存も含めて可能性は皆無でしょうから、62才になった三谷君に新作を書いて貰って下さい」と伊東さん。月曜の舞台ではまた出たいと伊藤さんがおっしゃってたけど、前回いた劇団員が既にやめてたり、創立メンバーの坂本あきらが今回は出てなかったり、その時々で役者も演出も変わるから、この面子でのこの作品は今しか観られないと思うと、存分に楽しめて(前から2番目の席でした!)幸せでした。
http://www.vaudeville-show.com/
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by mmcmp | 2013-10-29 00:22 | 観劇・鑑賞 | Comments(0)
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