唯一無二の魅力

f0119179_13553293.jpg新たな商業施設が次々とオープンする一方で、東京會舘や大坊珈琲店等、歴史ある店や建物が取り壊され、どんどん姿を消して行きます。ある間に訪れておかないと・・と思わずにいられないのが、荻窪の「邪宗門」。確かにあの建物は大きな地震が来たら、やばそうです。店の前に立ち、営業しているのを確認すると、ホッとします。ホワイトボードには「おかげさまで59年」と書かれていました。
急な階段を上がると日曜だからか満員。ちょうどお客さんが帰られる所で、入れ替わりに窓際の席に着くことが出来ました。ほぼ同時に来店したカップルも手前に着席。でも、奥様はなかなか上がって来られないので、先客のカップが長く置かれたまま。ほかにもまだ注文したものが来てないお客さんもある様子だったけど、でも誰も文句は言いません。無理せず、ゆっくりで構いませんよ・・・という了解が客側にある。暫くして漸く奥様が前のカップを下げに来られました。高齢の女性が、かなりの量のカップ類を銀の丸いお盆に乗せて、モモ母も足を踏み外しそうになる急な階段を降りて行かれたことに寧ろ感動。マンデリン(530円)はこぶりの素敵なカップで出されましたが、たっぷり入ったサーバーを置いて下さったので、3杯は飲めたと思います。柱時計が時を告げる学生時代にタイムスリップした様な空間。でも、渋谷の老舗Hみたいに接客をもう少し勉強して欲f0119179_1432559.jpgしいなと思う様な若い男性が引き継いだんでは、この店の魅力は半減してしまいます。おそらくここのファンは、この空間と同時に、この奥様に会いに来られるんだろうと思うのです。荻窪邪宗門の唯一無二の魅力は、まさにそこにあると改めて思ったモモ母でした。長居をしたので、はしごしようと思ってた高円寺のカフェは又の機会になりました。
邪宗門
東京都杉並上荻
03-3398-6206
15時30分くらい~21時
http://www.jashumon.com/index.htm
[PR]
by mmcmp | 2015-03-21 14:38 | 東京のカフェ | Comments(0)
<< とうとうお別れ・・・ ココア落雁が買えて嬉しいけど・・・ >>