「私の1枚-日本の写真史を飾った巨匠101人-」

f0119179_22403746.jpg連休と言っても普段と変わらないモモ母。火曜は細見美術館で17日まで行われている「フジフイルム・フォトコレクション 私の1枚-日本の写真史を飾った巨匠101人-」を観に行きました。富士フイルム株式会社が創立80周年を記念する写真展で、1860年代にブリキ職人や果物売り等を写した下岡蓮杖 の「The Far East」から20世紀の作品を中心に、日本写真史を築いた写真家の作品が1人1作セレクトされて、写真好きには興味深い内容でした。
アラスカに生きるカリブーの群れが水しぶきをあげて河を渡る様子を捉えた星野道夫の「夕暮れの河を渡るカリブー」は鳥肌が断つほどドラマチックでいかにも星野さんらしい美しい一作。土門拳の「弥勒釈迦如来坐像左半面相 <室生寺>より」や木村伊兵衛の「秋田おばこ 秋田・大曲」等、確かにこの人と言えばこの写真だよね・・という作品が選ばれてました。島を埋め尽くすペンギンの群れに圧倒される「オウサマペンギン サウスジョージア島」や卵白を使った鶏卵紙に手で彩色した1890年代の女性像も興味深い。予備知識なく見ていくと、突然三島由紀夫や太宰治が写っていたり、奈良原一高の「アメリカ ・インディアン村の二つのゴミ缶 <消滅した時間>より」の何気ない風景に芸術性を感じたり、最近の映画ポスターみたいな岩宮武二の「マヌカン」が1954年の作品と知って、モダンさに驚いたり・・・。いろんな面白さがあるんですが、ただただ1人1作が並んでいるので、おそらくシリーズの中の一作と思われるものは、きっと一連の中で見てこそ際立つ魅力があるんだろうな・・と思ったりもするのでした。
http://www.emuseum.or.jp/exhibition/
[PR]
by mmcmp | 2015-05-05 23:33 | 観劇・鑑賞 | Comments(4)
Commented by ゆきち at 2015-05-07 11:20 x
私も写真展、見に行きたい気分になりました。想像するに写真展って、写真を見て、自分自身が、どう感じるか、どう反応するか、自分の変化を自分の中で感じるのが楽しいんだろうなって思います。
私事、この連休後半は、親戚の通夜・葬儀で潰れてしまいました。しばらくは、満中陰や初盆など法事の機会が増えそうです。そこで、またまた、くだらない質問なのですが、モモ母さんの「お供え物」の定番、おススメは、あったりしますか。よろしければお教えください。お願い致します。
Commented by mmcmp at 2015-05-08 23:00
写真はその光景を目にした写真家の感動が伝わって来る様な、作品を通して思いを追体験してる感じがして、絵画とはまた違った魅力があって大好きです。
お供え物は選ぶのが難しいですね。粟玄も初めて知ったし、大阪の名店はとんと疎いので何とも言えませんが、私は近いので紫野源水や宝泉で購入することが多いです。もらうものとしては小倉山荘みたいな缶入りあられとか、ゼリーが多いかな? あんまりお役に立てず、スミマセン・・・。どうぞお疲れの出ませんように。
Commented by ぼの at 2015-05-15 21:53 x
チェックはしてたものの、なかなか行けずにいましたが、モモ母さんの記事を読んで、今日行ってきました。昨年のドアノー展もそうでした!

観なかったからといって、生活に影響はないけれど、やっぱり後で「あ~あ」という気持ちになりますね
気がつくと期間が過ぎていたというものが最近多いです、億劫がらず早めに行かねばと思っています
Commented by mmcmp at 2015-05-16 16:06
確かに観なかったからと言って問題なく生活は流れていくけど、行くと新たな発見があって、今までと違う何かが心に刻まれる感じがしますね。
私も大山崎であった志村ふくみ展など、気になりつつ、ま、いいか・・で結局行かずに終わる展覧会が多いです。入場料も結構高いですしね。でもすぐに行列が出来る東京と違って、ゆっくり観られる関西は贅沢なんだなと思って、出来るだけ行きたいと思っています。
<< 金閣寺至近の静寂 早起きうどんモーニング >>