あっという間に大晦日です。コーヒースタンドをはじめ珈琲専門店やカフェがどんどん増え続ける京都。今年出会った「京都のカフェ」のベスト1は「
市川屋珈琲」。オープンしたのは2015年で既に有名店ですが、フルーツサンドの美味しさ、接客の良さなどが印象に残り、また行きたいと思わせる魅力がありました。「京都でお買い物」はカフェと並んで京都に増殖中のパン屋の中で「
アペリラ」さんが良かったから迷いつつ、「
クラウス」を選ぶことにしました。これまた昨今増えているチョコレート専門店。大手の出店が相次ぐ中、個人経営で真面目に良質なものを提供する、これぞモモ母が応援したくなるお店です。
「京都でごはんたべ」は久々に再訪した「
乃し」さんの満足度が高く、どうも新たな店の印象が弱かったんですが、年末に行った「
寺町西むら」は、味は勿論、その姿勢に惹かれました。「
うをすえ」の名前が入った塗の器で提供される昼のお弁当から、長年務めた店へのリスペクトと、そこで得た
技を継承していこうという思いが伝わってきます。地域に馴染んでいきたいと派手に宣伝はされてないそうで、そういう配慮も非常に京都らしい。そして肝心の料理は前の店より洗練されて、良い感じ。「カフェ読書」は今年はあまり読まなかったので、かなり迷うけど、台湾とそこに生きる人を魅力的に描いた吉田修一の「
路」がベストかな。「観劇・鑑賞」はダントツで「
るつぼ」ですね。演出が良くて完成度の高さが際立っていました。来年も平和で、素敵な店や作品と出会って、心地よい時間が過ごせます様に。皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。