「近松心中物語」

f0119179_18402910.jpg長らく更新出来てなくてスミマセンでした。東京・初台の新国立劇場中劇場で10日から始まった「近松心中物語」を観て来ました。蜷川幸雄の演出で知られる作品をいのうえひでのりの演出、堤真一、宮沢りえの出演で挑む話題作。蜷川演出を観てないから違いはわからないけど、往来を何人もの役者が行き交ったり、大勢を効果的に配置して物語世界を表現したり、とっても「いのうえひでのり」してました。江戸時代の人はそんなに早く歩かないでしょとか、音楽と拍子木のタイミングがずれたよねとか、気になる点もあったけど、それを上回る圧倒的なパワーを感じる舞台で、楽しめました。
堤・りえちゃんの忠兵衛・梅川ペアの様式美としての心中と池田成志、小池栄子の与兵衛・お亀の格好良くない心中の対比が良いですね。忠兵衛と梅川が出会ったと思ったら、もう心中したくなるほど恋仲だったりするけど、りえちゃんの美しさや健気さを観ると納得(でも、太地喜和子の肉感的な梅川も観たかったと思う)だし、美男美女の心中場面は絵になる。でも、実際はそんなに美しくいかないし、与兵衛・お亀の方がリアルで、コミカルさが切ない。池田成志はまさに適役。小池栄子は以前観た地味な女性と打って変わっておきゃんな(死語?)嫁っぷりが可愛い。休憩中、トイレ待ちの後ろにいたお客さんたちが「小池栄子って気がつかなかったけど、うまいね」と話してるのが聞こえてましたが、モモ母は前から気づいてました。彼女は舞台で観たいと思う女優さん。堤真一ファンのモモ母は舞台が彼の力を最も発揮出来る場だと思っていて、今回もそれを強く感じました。エンディングテーマに石川さゆりを使ったり、本当に贅沢な公演でした。
https://www.chikamatsu-stage.com/
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by mmcmp | 2018-01-13 19:32 | 観劇・鑑賞 | Comments(0)
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