京都在住の盲導犬ユーザーと市民による「京都ハーネスの会」のパネルディスカッションに行きました。盲導犬ユーザー、盲導犬を訓練する関西盲導犬協会の職員、盲導犬候補の仔犬を育てるパピーウォーカーが、それぞれの立場で実情、思いを語られ、とても勉強になりました。
盲導犬は信号がわかるの?どうして初めての場所に迷わずに行けるの?と思う人が多いのですが、盲導犬ができることは①段差を知らせる②障害物をよける③四辻を見分けるの三つだけ。信号が青かどうかはユーザーが周囲の音などから判断し、初めての場所に行く場合はユーザーが予め地図を頭の中にたたきこむそうです。近くにできたコンビニへの行き方をマスターするために、訓練士さんにフォローアップに来てもらったというユーザーさんもおられました。スムーズに歩けるのは、ユーザーさんが努力されてるからなんですね。盲導犬というと犬の賢さ、可愛さだけが注目され、ユーザーは二の次になりがち。迷ったり困ることもあるので、声をかけて欲しいとおっしゃいます。写真は、会員の方が以前使用しておられた盲導犬。プライバシーがあるので、盲導犬のみのアップにしましたが、ここでも盲導犬だけでユーザーさんは出ない。これもまたジレンマではあります。