「食と農を語るシリーズ」

f0119179_1282872.jpg長年町家でトークなどの活動を続けて来た「京都こだわりの会」の新シリーズ「食と農を語る」に参加しました。語り手は「京滋有機農業研究会」代表の田中真弥さん。例えばモンシロチョウになる青虫はキャベツを栽培する上では害虫だけど、農薬を使うと青虫だけでなく、野菜に害を与えない虫、青虫の天敵となる虫まで殺してしまうため、翌年も農薬を使い続けないと青虫が大繁殖してしまうことも。なので精神的な壁もあって、農薬との縁がなかなか切れないのが今の減農薬の現状だとか。
一方、田中さんが実践してきたのは、人間でいうなら薬で症状を和らげる対処療法ではなく、体質改善、つまり土を健全にすること。田中さんの畑には青虫もいるけど、青虫に寄生するアオムシコバチもいるので、農薬を使わなくても青虫はモンシロチョウになる前に大半が死んでしまうのだそうです。虫を排除するのでなく、いろんな虫を共存させることで野菜に悪さをしないようなバランスを保つという発想。雑草が生えないようにする知恵、無農薬での野菜作りが難しい夏は野菜ではなく肥料にする植物を作るなど、どれも自然の摂理に沿っていて、興味津々でした。いろんな苦労を乗り越えてこられたからこその度量の広さを感じさせる、田中さんの穏やかな笑顔が印象的でした。近々、田中さんの野菜を買いに行こうと思います。
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by mmcmp | 2007-11-11 02:24 | 雑感 | Comments(0)
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