新町上立売の「ギャラリーbe京都」で3日まで行なわれている「王石明書画展」に行きました。これまでも一般的なギャラリーだけでなく奈良ホテルや
建仁寺など和風建築の中で王さんの作品を拝見したことがありましたが、町家で拝見するのは初めて。中でも吹き抜けを囲むようにして展示された2階が今までにない魅力を感じさせました。
階段のわずかな空間にひっそりさりげなく掛けられた「茶室」も好きでしたが、「混元」「金文古韻」「秋塘映霞」といった抽象画のようなタッチの作品群を飾った一角が特に好きで、このままずっと眺めていたい気分になりました。作品は勿論、天井から下げられた鳥籠や1階に置かれた17世紀の
ものという牛の置物など、王さん所有の品々でトータルコーディネイトされた空間は一見の価値アリ。初日のオープニングイベントとしてバイオリン演奏に合わせて即興で描いた馬や蓮の絵も展示され、アグレッシブな水墨画家
王石明の魅力が溢れています。
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