下北沢「ザ・スズナリ」で東京ヴォードヴィルショー花組エキスプレスの「あほんだらすけ20」を観ました。今年で20回目を数える歌あり、マジックあり、人情喜劇ありのオムニバス形式の公演です。モモ母はヴォードヴィルファン歴は20年以上ながら、「あほんだらすけ」はまだ4回目。でも、一度観たら翌年も観ずにはいられなくなりました。昨年、まいど豊演じる
ボビーに舞台にひっぱり出されてしまったHさんも、懲りずに今年もつきあってくれたんですが、終演後すぐ、「来年も来ようね!」と言い合ったほど。
いつも感心するのは、テンポの良さ。1人何役も演じるんですが、今年は特に早替りが多かった気がします。舞台裏は大変そうだけど、運びが実にうまく計算されてます。この「あほんだらすけ」は一人の作家が台本を書くのでなく、役者たちが全員でネタを出し、練りあげていくのが特徴のひとつ。で、最終的に観客に提示されるものが、いつも本当にモモ好み。近年モモ母にとって最も満足度の高い舞台になっています。人情喜劇は今年は珍しく幕末時代もので、山口良一&大森ヒロシ演じる親子にじーんと来ました。ラストは人情喜劇とは一転しておサル姿の山口・大森コンビが曲芸を披露。みんな芸達者でワクワクの2時間でした。今年は地方公演もあります。是非劇団サイトをチェックしてみてください!
http://www.vaudeville-show.com/