老舗珈琲店で味わう芸術品

f0119179_3531692.jpg表参道で買い物した後は、青山通りの「大坊珈琲店」を訪れました。この店のブレンドは豆とお湯の量を選ぶようになっていて、1番30グラム100cc700円、2番25グラム100cc650円、3番20グラム100cc600円と値段も違います。年代を感じさせる店内は、お客さんが少なかったこともあって入った途端に外の喧騒を忘れさせる雰囲気です。
カウンターに促されて席に着き、3番を注文して文庫本を読み始めたのですが、ふとお店の方の手元を見て、眼が釘付けになりました。注がれるお湯のなんと細く繊細なこと。水道の蛇口から水がわずかに落ちる、ポタポタからかろうじて線になったくらいの量です。こんなに細いのは初めて見ました。珈琲の入ったネルをゆっくり上下に動かすその様子は、まさに芸術的。これを見られたただけでも、来てよかった。通でないモモ母も口に含んだ瞬間、「あ、美味しい」と思います。3番以外を注文したら嫌がる様なことも聞いていたので、偉そうな店なのかと身構えていたのですが、代替わりf0119179_4464876.jpgしたのか珈琲を入れてくれたのは穏やかな感じの若い男性。カウンターの女性は、帰る客にお辞儀をして見送っておられました。「ありがとうございます」と言っても、お辞儀で送り出す店は少ないのではないでしようか?村上春樹もお気に入りというこのお店、再訪して、もっと深く知りたくなりました。
★大坊珈琲店
東京都港区南青山
03-3403-7155
9時~22時(日曜12時~20時)
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by mmcmp | 2008-07-06 04:48 | 東京のカフェ | Comments(0)
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