「千人針は語る」

f0119179_2293718.jpgしつこく東京ネタが続くので、途中に京都ネタを。6日まで堺町画廊で行われた野寺夕子写真展「千人針は語る」を観に行きました。デザイナー森南海子さんが20年以上かけて集めた千人針をフォトライター野寺夕子さんが撮影。千人針とは戦時中、出征する人の無事を祈って女性達が一人一針ずつ縫い、千の結び目を作ったもの。長く懐メロ番組の解説原稿を書いていたので、4銭(死線)をこえる5銭玉や9銭(苦戦)をこえる10銭玉を縫い付けたりした等、千人針のことを知識としては知っていましたが、実際に見るのは初めてでした。
結び目を並べて虎の絵にしたもの、武運長久と書かれたもの、ヘルメットの中に入れて弾除けを願った帽子状のもの、中に黒髪の入ったものなど様々で、何度も鳥肌が立ちました。いかにも慌てて間に合わせたものもあって、作り手の必死の願いがリアルに伝わってきます。「布1枚で命を守れると思ったおろかしさに腹が立ち、でも哀しく、縫った人が愛おしい」と野寺さん。今まで知識だけで知った気になっていたけけれど、この展覧会で初めて本当に千人針というものを知った気がします。堺町画廊では8日から「戦争を見つめる」第2弾の国策紙芝居の展示が始まります。
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by mmcmp | 2008-07-08 03:03 | 観劇・鑑賞 | Comments(0)
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