2017年 02月 12日 ( 1 )

京都労演「田茂神家の一族」

f0119179_0422295.jpg京都労演2月例会東京ヴォードヴィルショー公演「田茂神家の一族」を観ました。劇団創立40周年記念興行第五弾として2015年新宿で上演された時のポスターから客演の伊東四朗が石倉三郎に替わっただけと思ってたけど、人数も8人から6人になってました。初演は佐藤B作の故郷・福島。芝居の舞台は東北の杁(えぶり)村公民館。「えぶり」はevery、バカバカしくデフォルメされてはいるけれど、これはどこにでもありうる話ということ。歌で情勢を伝えるコロスが4人から6人に増え、導入も町長選挙の合同演説会の準備から始まる等、マイナーチェンジしていて、二度目の観劇ならではの面白さがありました。
三谷幸喜が劇団の為に書き下ろしただけあって、次男の健二が佐渡稔、三男の三太がB作、町長の弟常吉が石井愃一と登場人物がいかにも役者にアテ書きされたキャラ。その中で前町長の嘉右衛門は演者によってガラリと雰囲気が変わっていました。更に選挙コンサルタントの井口は前回山口良一が演じてたのを忘れていたほど、まいど豊がハマってました。会報によると三谷が第一稿をB作に見せると「人間が描けてない」と厳しいダメだしをされ、B作の顔を思い浮かべて書き直したら「とても良くなった」と褒められたそう。一見良さそうに見える候補が話す、何かよくわからないけど耳障りの良い政策に要注意。初演時に今の世相にぴったりだと思ってから2年経った今も、やっぱり同じことを思う。そういえば「その場しのぎの男たち」も92年の初演から何度も上演されたけど、その度に今の世相を表してる様だと言われるとか。三谷&ヴォードヴィルの社会性のあるコメディには普遍的な魅力があるということでしょうか。奈良、兵庫、大阪、和歌山、滋賀とまわった後は、石川や新潟でも上演される様です。
http://www.vaudeville-show.com/
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by mmcmp | 2017-02-12 01:40 | 観劇・鑑賞 | Comments(0)