2018年 01月 06日 ( 1 )

「春秋の檻~獄医立花登手控え(一)」

f0119179_012952.jpg5日から配信が始まった「DEVILMAN crybaby」のCMが登場、ナレーションを田中亮一さんが担当していて、テンション上がりました。(本編は多分見ないけど・・・) 亮一さんといえば、こんなツイートも。当時の亮一さんの授業、受けてみたかったです。
さて、年に最低一冊は読みたい藤沢周平の時代小説、昨年は「春秋の檻」を読みました。何だか腐女子向けの陵辱小説みたいなタイトルだね、と思ったけど、7つの短編からなる連作はどれも人情味あふれる良質な娯楽作品でした。主人公の立花登は牢獄に勤める青年医師。叔父の様な立派な医者になりたいとの志を抱いて江戸に出てきたのに、叔父はどうもやる気が感じられないし、居候先の年下の娘に呼び捨てにされたり、こき使われたり、正義感が強い主人公タイプながら、いまいち颯爽としてないところが良いですね。大好きな「用心棒日月抄」と共通する設定もあって、細谷の様な存在が柔道仲間の新谷弥助。今後もこのシリーズに出てくるんでしょうね。立花が獄中で出会った囚人たちの人間模様にジーンとしたり、7作目「牢破り」で叔父の娘のおちえが誘拐されてハラハラしたりで楽しめました。藤沢氏が江戸時代の医学史や経済関係の資料をとても深く読み込んでいるという佐藤雅美の解説も興味深い。シリーズ2作目も楽しみです。
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by mmcmp | 2018-01-06 00:26 | カフェ読書 | Comments(0)