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「家守綺譚」

f0119179_0234344.jpgnatsuno07さんがブログで紹介されてるのを見て興味を持ち、梨木香歩の「家守綺譚」を読んでみました。亡くなった友人の実家に家守として住むことになった綿貫の暮らしを綴ったもの。亡き友・高堂が床の間の掛け軸の中からボートを漕いでやって来たり、庭のサルスベリの花に惚れられたり、河童や鬼が現れたり、狸に化かされたりする不思議な世界。でも百年前はこんな日常があったのだと言われるとそうかも知れないと思ってしまう魅力がありました。河童を犬のゴローが滝壺まで送り届けるのも、ノーリードの犬を見かけなくなって、忠犬ハチ公が成立しなくなった今では考えられないけど、昔はあったかもね、なんて。
どうやら綿貫は京都に住んでるらしい。山を越えて滋賀に行ったり、疎水沿いを歩いたりするから左京区ですね。モモ母は橋本関雪の旧宅・白沙村荘みたいなイメージで読んでました。百年前は今よりずっと動植物と共存していたし、狐狸妖怪が身近だったからこそ、魔よけのお札が必要だったんですね。学士ゆえの気楽さはあるにしても、「電燈はつくけど、しょっちゅう停電するので頼りは洋燈」という暮らしも、不便さより寧ろ心のゆとりみたいなものを感じます。でも、都会のマンションで生まれ育った若い世代だと物語は理解できても気配が感覚としてわからないかも・・と読みながら思いました。すりガラスがはめこまれた木の戸が風できしむ感じ、若い人も町家カフェで体感して欲しいです。あ、現代風にリノベーションされた店でなく、「ひだまり」さんみたいな昔の暮らしが残るところでないと難しいですが・・・。
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by mmcmp | 2012-01-30 01:31 | カフェ読書 | Trackback | Comments(2)

町家でブランチ

f0119179_0115577.jpg「CAFE DOJI」一時閉店を知ったのは、大徳寺近くに昨年夏オープンした「粉屋珈琲」でした。昨年11月に初訪問した時はお目当てのブランチセット(850円)がメニューに載ってなかったので朝トースト(500円)にしたんですが、帰りに確認したらブランチも朝から頼めるみたいだったので今回は迷わずお願いしました(今回もメニューには見当たりませんでした)。
自家製パンにゆで卵、ベーコン、ソーセージにサラダと珈琲がつく食べ応えのあるセット。珈琲はサイフォンで淹れてくださるんですが、さすがサイフォン、温め直さなくてもあっつあつ。冷え込んだ朝にはたまりません。かなり時間が経っても湯気が出続けていました。トーストは薄めのスライスで、カリッとして前回の厚切トーストより好印象。そして何より嬉しいのが大きなボウルにベビーリーフやキュウリなどの新鮮な野菜がたっぷり、チキンも乗ったサラダ。大半食べたところで、普通のモーニングにつくサラダってこれくらいの量よね・・なんて思いました。途中でみかん100%ジュースをサービスして下さいました。「すごいみかんの味」と言ったら、「今これをジューサーで絞ったんです」と。見ると、f0119179_0382799.jpgカウンターに蜜柑が盛られていました。お客さんが持って来られたものなので、お客さんに還元してるんですとのこと。久々に満足できる朝食でした☆
★粉屋珈琲
北区紫竹西高縄町
075-406-1422
8時~18時 不定休
http://www7b.biglobe.ne.jp/~konaya/index.html
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by mmcmp | 2012-01-29 00:41 | 京都のカフェ | Trackback | Comments(0)

「CAFE DOJI」一時閉店!

f0119179_12441967.jpg土曜日、大徳寺近くの店で週に一度のモーニングを楽しんでいたら、常連客の女性が「DOJIさん、閉店しはったね」と。ご近所なのに全然知らなかったので、ビックリ。場所を変えて再オープンするようなことが書いてあったと言うので、帰りに寄ってみたら「12月31日をもって一旦closeすることになりました」との貼紙がありました。もう1ケ月近く前にクローズしていたとは、すぐ近くの氏神さんに初詣したりしていたのに気づきませんでした。北山では老舗で、当初は大きなオールド・イングリシュ・シープドッグの初代ドジ君がいました。オープンして35年になるそうですが、もっと前からあったような気がしていました。犬OKだったので、モモがカフェ慣れしたら一緒に行こうと思っていたのに、行けなくなって残念です。
見ると「ガレージセール ご自由にお入りください」と書かれていたので、のぞいてみると、年代物のお皿や店内で使われていたと思われる椅子などが並んでいました。コーヒーポットもいくつかあって、おっ!と思ったんですf0119179_1334128.jpgが、かなり使い込まれていたのでやめておき、最初に目に付いたアラビアの26センチプレートを2000円で買いました。ガレージセールもこの週末くらいまでだそうで、移転先はウェブサイトでお知らせしますとのことでした。
http://doji.jp/
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by mmcmp | 2012-01-28 13:06 | 追憶の店・風景 | Comments(0)

美味しい珈琲への道3

f0119179_123031.jpgステンレスメッシュのフィルターを買う際に、豆さえ良ければ珈琲のアロマが味わえると言われ、豆なら誠ブレンドを買うから大丈夫!と心の中で思いました。店で飲む珈琲が好きでなければ、到達点がそれなワケだから家でそれ以上美味しく淹れるのは難しいけど、「昼行燈」さんで飲む珈琲はとってもモモ母好みなので、あれを目指すと思うとやる気が出ます。ご店主によると、珈琲豆は店で飲む一杯分くらいが相場らしいんですが、かなりクオリティの高い豆を使っているため、100グラム650円とやや高め。店ではロケーションを考えて一杯400円にしてるけど、レベル的には650円でもおかしくないくらいの豆なんだそうです。
挽いた時から劣化していくので、豆のまま購入する方が良いようですが、うちには長く使ってないミルはあるものの、ハンドミルは熱が伝わって良くないという声もあるし、まだ淹れるのもおぼつかないので、店で挽いてもらいました。挽き方の希望を聞いてくださったので、メッシュを使うことを考え、荒挽きで。お湯を注ぐとこんもり盛り上がって良い感じ。実はモモ母が淹れると、いろんな店で見せてもらうように盛り上がらず、寧ろ湯の勢いで凹んだりして、それは豆が古いからでは?と言われてました。豆ってそんなに早く劣化するもんなんですね。新鮮で上質な豆で淹れた珈琲はさすがに美味しい。「昼行燈」さんで飲むような奥深さはまだないんすが、それでも回f0119179_1355449.jpgを追うごとに好みに近づいてる気がします。ちなみに誠ブレンドは「昼行燈」でしか入手できません!
CAFE昼行燈
紫野下門前町
075-204-8816
11時~16時30分 
土日休 不定休あり
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by mmcmp | 2012-01-27 01:38 | 京都でお買い物 | Comments(9)

寒い夜には月花の舞

f0119179_0135574.jpg寒い日が続いています。風花が舞う中、モモと北大路新町の「紫野源水」にくず湯「月花の舞」(220円)を買いに行きました。同じ名前の懐中しるこを売る店もあるようですが、こちらはくず湯。とろみがあって温まります。美味しさのコツは熱湯を注ぐこと。甘さ控えめにしたいので、「なちや」のお椀にお湯を多めに入れていただきました。名前の通り、三日月と花の形をしたあられが浮かんで、見た目も素敵です。
ところで、京都の和菓子屋には「紫野源水」のような「京菓子司」のほかに、「おまんやさん」と「お餅屋さん」があります。町のおまんやさんとお餅屋さんの区別は微妙ですが、「出町ふたば」はお餅屋さん、一昨年の大晦日に閉店した町内の店はおまんやさんでした。かつては町内に一軒はあると言われたおまんやさんが今、どんどん姿を消しています。茶道関係者や観光客に支えられた京菓子司と違って、おまんやさんを支えるのは地域の人。日常のおやつや気のおけない来客があった時にすぐに買いに走れる近さにあってかつては重宝したんですが、今は洋菓子を買うことはあっても「朝生」と呼ばれる庶民的な和菓子を頻繁に買う家がどれだけf0119179_0405134.jpgあるのか・・・。モモ母が子供の頃は祖母が懐中しるこや水ようかんをよく買ってましたが、近年は大晦日に小餅を買う程度でした。元お向かいさんも「紫野源水」さんの得意客と知り、そりゃあそこの店もなくなるわ・・・と思ったのでした。他府県の和菓子屋さんも同様ではないかと思います。
紫野源水
小山西大野町
075-451-8857
9時30分~18時30分
日・祝休
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by mmcmp | 2012-01-26 00:43 | 京都でお買い物 | Comments(0)

モモの食欲

f0119179_1418104.jpgモモとのお散歩は北山だったり、大宮だったり北大路界隈だったり色々です。北山というと一般には加茂川より東を指し、オシャレなエリアということになってますが、畑も結構たくさんあります(モモ母が子供の頃は野ツボも点在してました)。てなことを京都以外の皆さんにもお知らせしようと「みずいろぱん」に行く途中、キャベツ畑の脇で写真を撮ろうとしたら、モモはじっとしてなくて、キャベツを食べようとしたので慌てて制止。でもほんの少し口に入りました。農家さん、スミマセン・・・。
その夜、父が金曜に定期受診した帰りに病院近くのスーパーで昼ごはんにお寿司を買って帰り、食べようとテーブルに置いて、お湯をわかしてインスタントの味噌汁を作ってふりむいたら、お寿司が1個しか残ってなかったというのです。先日もトイレに行ってる間にレーズンパンがなくなったばかり。同じ部屋にいて全く気づかない父もどうかと思うけど、8個くらい入っていたらしいお寿司をほぼ平らげるとは・・・。わさびは辛くなかったのか?しかもその日すぐに言わないもんだから、晩ご飯のフードの量も普通に与えてしまいました。モモの食欲、底なしです・・・。
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by mmcmp | 2012-01-25 14:34 | モモ | Trackback | Comments(0)

それぞれのカタチ

f0119179_23582197.jpg新大宮商店街の「昼行燈」を今年初めて訪れました。昨年末に伺った時に京都新聞の記者さんが来られ、ご店主を取材されていたんですが、その記事が1月5日の朝刊に掲載されました。「幸せ自在~それぞれのカタチ④」というタイトル。昨年長期休業された後、営業時間が大幅に短縮された上に頻繁に臨時休業されるのは、娘さんが生まれ、店主の井上さんが育児を担当されてるからでした。記事は出産後職場復帰されたグラフィックデザイナーの奥さんと赤ちゃんのサポート役に徹するという内容で、実にうまくまとめられていて感心しました。娘さんが急に熱を出したら開店時間を遅らせてお医者さんに連れて行ったり、カフェを休んでお世話したり。お店にはそれもアリだよねというお客さんがやって来ます。
この日は最近ギャラリーをオープンされた写真家Aさんが現代アート事情を話してくださり、モモ母は興味津々。近年開館した六本木の美術館は建物は斬新なのに現代アートに対応してなくて展示できないとか、上野の美術館はいつも行列してるけど、照明のプロがライティングしてるから京都で観るより良い等、美術館事情も教えてもらって「へぇ~」。京都の美術館f0119179_0455021.jpgは照明がイマイチらしいけど、何必館はわかった人がやってるとのことで、やっぱりねと思いました。これからの仕事の抱負を語るAさん。金儲けは二の次で自分の価値観に忠実な生き方をしている人たちって良いですね。「カフェオレ」(500円)をいただきながら、タメになる話が聞けて楽しいひと時でした。
CAFE昼行燈
紫野下門前町
075-204-8816
11時~16時30分 
土日休 不定休あり
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by mmcmp | 2012-01-24 00:49 | 京都のカフェ | Trackback | Comments(0)

嬉しいprice down!

f0119179_13252625.jpg日曜は久々に晴れたので、すぐきの公園辺りまでお散歩。公園近くの「みずいろぱん」にも寄りました。色々楽しみたかったので「ぷちクリームチーズ」(45円)や「チーズぱん」(40円)、「ちぴっこフランス」(60円)といったミニサイズのアイテムをチョイス。そして冷蔵棚にはモモ母が大好きな「ゴロゴロマカダミアほろにがキャラメルのタルト」(270円)がたくさん並んでいました。
レジに持っていくと、「タルト、値下げしました」とお店の方。新町のAで働いておられた当時から大きなサイズを切り売りするスタイルでこのタルトを焼いておられたそうですが、この店では小さな型のタイプにされたんだそう。それを大きなものに変更し、当初は290円で販売してたけど、原価計算してみたら270円でもいけるな、と思って価格改定されたのだとか。バター不足とか小麦の高騰とかでパン屋さんは大変だと聞いてるのに、敢えてプライスダウンしようというその気持ちが良いじゃないですか。材料費は徐々に上がってるそうで、一気に上がると販売価格もあげられるけど、そういうワケにも行かないようです。マカダミアナッツとキャラメルって本当に相性がf0119179_13423599.jpg良いよね・・と食べながら思ったモモ母ですが、ご店主の心意気も美味しさをさらにアップさせてくれたようです。
みずいろぱん
上賀茂向縄手町
075-708-2477
8時~19時  
水休
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by mmcmp | 2012-01-23 13:45 | 京都でお買い物 | Comments(0)

レッドパール登場!

f0119179_13463196.jpg昨年「kotori cafe」さんにクリスマスケーキを作っていただいた時に「ワンドロップ」で買ったイチゴが予想外に甘くて美味しかったなぁ~なんて思いながら「ワンドロップ」さんのブログを見たら、「あまおとめ」と「桃の香」のことが出ていて、今度は純粋にイチゴだけ食べたいと思って買いに行きました。・・・と、「桃の香」はあったけど、お目当ての「あまおとめ」はなくて、代わりに梶原農園さんの「レッドパール」が入荷していました!
「桃の香」もいつか試すとして、この日は大好きな「レッドパール」を買いました。「あまおとめ」は酸味を抑えた甘いタイプ、「レッドパール」は甘味も酸味もあるタイプとpopに書かれていた通り、程良い酸味もあるんですが、何しろ完熟なので甘くて味が濃い。帰宅して荷物を置いたら、イチゴを目ざとくみつけた父が「美味しそうやなぁ」と言うので、すぐに食べました。我が家では砂糖や牛乳を加えてイチゴミルクにして食べることが多いけど、これはそのままf0119179_146215.jpg食べるのが一番。農薬、化学肥料不使用でここまで美味しいイチゴを作って下さる農家さんに感謝です。薬づけの不自然なものはなるべく食べたくないけど、かと言って安心安全だから味や食感が落ちるのは仕方ない・・とは思えないんですよね。安心安全で美味しいものを提供して下さる方達って本当に有難いと思うのです。
★ONE DROP
小山初音町
075-493-5612
10時30分~19時 
日・祝月休
http://www.onedrop-vege.net/farmer/index.html
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by mmcmp | 2012-01-22 14:10 | 京都でお買い物 | Comments(3)

「ドアノーの愛したパリ」

f0119179_1320523.jpg何必館・京都現代美術館で2月26日まで開催されている「ドアノーが愛したパリ ロベール・ドアノー展」に行きました。何必館のコレクションを中心に「子供達」「恋人」「酒場」「街路」「芸術家」の5つのテーマで構成された写真展。ドアノーファンのモモ母にはお馴染みの作品も多かったけど、「ねぎを持つ恋人達」や「プロットのキス」など、そんなタイトルだったの?と思うものも。彼の作品にはユーモアと優しさがあると言われますが、今回実感したのは、撮る者が幸せでないとこうした作品は撮れないだろうということ。妬みや怒りといったネガティブなものが一切感じられないから、見る側も優しく幸せな気持ちになるのだろうと思うのです。
3階の「街路」の中で、「伝書鳩が地図を読むことを覚えたとしたらきっと方向感覚を失ってしまうだろう。自分にとって大事なことは、大きな好奇心をもってパリの雑踏の中を自由に歩くことだ」というドアノーの言葉が紹介され、無名の人々の表情とその風景に人間の美しさ、その営みの哀しさを圧倒的に見せられてしまうと解説しています。「彼の底知れぬ善意と、生きている人々や慎ましい人生に向けられた愛情は、いつまでも彼の作品のなかに生きている」というドアノーの死を悼むアンリ・カルティエ・ブレッソンの言葉もありました。5階の茶室には良寛の掛け軸(何が掛かってるか楽しみにしていました)。毎度のことながら梶川館長の言葉や解説、作品の展示方法が見事でした。「日本に、京都があってよかった」とは思わないけど、「京都に、何必館があってよかった」とつくづく思ったモモ母でした。
http://www.kahitsukan.or.jp/frame.html
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by mmcmp | 2012-01-21 13:58 | 観劇・鑑賞 | Trackback | Comments(0)