<   2013年 06月 ( 22 )   > この月の画像一覧

「三屋清左衛門残日録」

f0119179_9462185.jpg藤沢周平の「三屋清左衛門残日録」を読みました。いやぁ~楽しい読書時間でした。家督を息子に譲って隠居生活に入った清左衛門の日々を綴ったもので、「蝉時雨」の青年期のひたむきさ、「用心棒月日抄」シリーズの男盛りの躍動感、この作品の落ち着きと、どの世代の主人公も見事に心情が描いているのがさすがです。しかも設定がとても上手い。用人として先代藩主に仕えていた清左衛門は家老などにも顔が利くし、現藩主の信頼も厚い。隠居してるから現役よりも内々で調整役として動きやすい。若い頃に通っていた道場に再び通い始め、そこで親しくなった腕の立つ平松が危ない時には助っ人に来てくれる。行きつけの店に気になる女将もいたりする。各章ごとのエピソードに一応の解決は見るけれど、章が進むに連れて藩内の政争が明らかになっていき、読者はどんどん引き込まれていくワケです。
息子の嫁は申し分ないけれど亡き妻が恋しかったり、世間から置いていかれたような寂しさを憶えたり、病に倒れた友人の姿にわが身の年齢を自覚したり、世代的に共感を覚える人も多いはず。そんな読者にラストでエールを贈っているのも素敵です。でも、権力闘争のどちらに尽くかで明暗を分けた金井など、在職中疎遠になっていた人と久しぶりに再会するとひどく落ちぶれて年齢以上に老いていたりして、こんな風な感慨に浸れるのは、やっぱり清左衛門が出世して生活に余裕があるからだよねとも思う。「たそがれ清兵衛」とは違うワケです。「三屋清左衛門残日録」って藤沢作品の中でも完成度が高いと読みながら思っていたんですが、よく考えたら藤沢周平の作品を読むとたいていそう思うんですよね。
[PR]
by mmcmp | 2013-06-30 10:50 | カフェ読書 | Comments(0)

留守中のこむぎ

f0119179_22563343.jpg今回の東京行きではむぎこをペットホテルに預ける予定だったんですが、父のショートステイがうまく取れず、ヘルパーさんに来てもらって家で過ごすことになったため、むぎこも家に置いていくことにしました。どうも水を飲む量が少ないので、この時期は少しでも慣れた環境の方が良いだろうとの判断でした。
今回もさくらちゃんのお母さんに火曜の夜と水曜朝のお散歩からごはん、室温管理までお世話になりました。夜のお散歩はさくらちゃんのお母さんがむぎこのリードを、さくらちゃんのお父さんがさくらちゃんのリードを持って、一緒にお散歩して下さったそう。さくらちゃんがお姉さんぶりを発揮してくれたようで、途中で何度もむぎこが立ち止まったそうですが、その様子を見たさくらちゃんがむぎこに近寄って顔を近づけ、何やらコミュニケーションすると、また歩き出すんだそう。さくらちゃん、優しくしてくれて有難う☆そんなワケでお散歩は楽しくしていたようですが、ごはんは食べず。水が減っていたら足して欲しいとお願いしておいたけど、減った様子なしで、今回も水曜午後にモモ母が帰ったら、すぐにペチャペチャと音を立てて飲み始めました。うーん、火曜の朝の散歩の後で水を飲んだのを確認してから出かけたけど、24時間以上飲まなかったようです。そういえば、出かける前の朝の散歩の時もいつもみたいに尻尾ブンブンさせなかったんですよね・・・。なでても得意のお手をしなかったし、テンション低かったんです。なんかわかるのかな。
[PR]
by mmcmp | 2013-06-29 23:17 | こむぎ(むぎこ) | Comments(2)

こんな名店だったとは!

f0119179_23194967.jpgむぎこの様子が気になるので、早めに帰ることにしたんですが、上京したら行きたいと思っていたパン屋さんが、パン屋なのに12時からしか営業してないようでガッカリ。代わりにシモキタでどこか良い店はと思ってたら、シモキタではないけど、朝9時からやっていて、結構よさそうな店を発見。行ってみることにしました。
降りたのは学生時代に「夢の遊民社」の芝居を観て以来かも知れない「駒場東大前」。西口からすぐに、その店「ルルソール」はありました。青山の「フロリレージュ」で使われていると口コミされてたので、そこそこのパンだろうとは思ってましたが、美味しそうなパンがたくさん並んでいてテンション上がります。帰りの新幹線で「フガス5フロマージュ」(420円)をちょっと味見しようとつまんだら、やめられなくなって全部食べてしまいました。チャバタ生地にブルーチーズ、パルミジャーノ、グリエール、モッツァレラ、エメンタールの5種類のチーズを包んだもの。チーズを使ったパンはどこの店にもよくあるけど、そういうのとは深みが違うワンランク上の逸品。高いから一瞬迷ったけど、買って良かった。「プロヴァンス」(190円)はピスタチオ、アンチョビ、コショウとハーブの複雑な味がワイン好きに好まれそう。「アールグレイショコラ」(200円)もバランスが良くて上質。帰ってからネットを見ると、オーナーはフランスのメゾンカイザーなどで修行されたとのこと。偶然みつけてf0119179_2354345.jpg訪れただけだったけど、実はすごい名店だったんですね。通りで美味しい。また行きます!
★Le Ressort
東京都目黒区駒場
03-3467-
1172
9時~19時 
月・火休
[PR]
by mmcmp | 2013-06-28 23:55 | 東京でお買い物 | Comments(2)

下北沢で今も

f0119179_10103981.jpg「あほんだらすけ25th」は約2時間のオムニバスコメディショー。終演後もたくさんの店が営業している下北沢の街ですが、お酒メインでなくオーダーストップになってなくて、そこそこ美味しい店をあんまり知らないモモ母。ご一緒したHさんもシモキタではお友達がやっている「六古窯」に行くのでほかは詳しくないそうで、うーんと思って思い出したのが本多劇場近くの台湾屋台料理の「新台北」。昔、一度入って結構美味しかった印象があって、前を通る度に「昔ここ入ったっけ」と思っていたのでした。深夜2時までやってるので、時間を気にせずに済むのも魅力です。
東京に来ると野菜が食べたくなるモモ母はまず「青菜」を。にんにくで炒めた青梗菜がたっぷり食べられました。しっかり食べたいので「炒米粉」も。干しえびや椎茸、豚肉などが入った焼きビーフン。もやしやニンジンなどの野菜はシャキッとしてこれぞビーフンという感じで満足しました。名前は憶えてないんですが、イカとセロリ、木耳の炒め物も塩気の感じがとってもモモ母好み。イカもプリプリで美味しさが引き出されて好印象。席についてからお散歩を頼んでいたさくらちゃんのお母さんにむぎこや留守宅の様子をf0119179_1101839.jpg電話で聞いたんですが、そういえば前回はさくらちゃんのお母さんとそのお友達の3人で入ったんだったっけ。おそらく20年くらい前。お友達とはその後、行き来がなくなってしまったそうですが、長い時が流れ、店がどんどん入れ替わる駅周辺で、ずっと営業してきたんですね。これからも続けて欲しいです。
★新台北
東京都世田谷区北沢
03-3485-1626
17時~翌2時
(土日祝11時30分~)
[PR]
by mmcmp | 2013-06-27 11:03 | 東京でごはんたべ | Comments(0)

「あほんだらすけ25th」

f0119179_17591035.jpg東京・下北沢「ザ・スズナリ」で30日まで上演されてる劇団ヴォードヴィルショー花組エキスプレス「あほんだらすけ25th」を観ました。今年で25年目。前説で大森ヒロシが数年ぶりに観た人から「ずっとやってたんですね・・・おんなじことを」と言われたと言ってましたが、基本フォーマットも話の展開もほぼ同じなんだけど、毎年観ずにはいられない。特に今年は近年の中でもダントツでクオリティが高かった!元劇団員の能見達也と小林見江の10年ぶりの客演で達者な役者が揃ったこともあるし、時間無駄之助とロスタイムスが歌う「スッタモンダ東京」が良かったというのもありますが、核となる人情喜劇が秀逸でした。山口良一演じる5歳の男の子が実は海からやってきた魚人の子トリトンだったというお話。海の中を泳ぎ、幻海草を取るまでの魚人の演出とか、とてもよく考えられてました。
平日はこれまでの作品の中から当日のお客さんのリクエストで演目を決める平日リクエストのコーナーがあって、この日はあんこ玉を食べてきなこがついた手をウエットティッシュで拭かせようとする初回公演からのネタ「ヌレチャン5」。いかにも甘そうなあんこ玉を大量に食べる山口さんが大変そうだなと思ったんですが、それ以上に大変そうだったのが大森ヒロシ。大森さんのブログのコメントに「いつも以上に体はってますね」と書かれていて、どんなネタなのかと思ってましたが・・・17年前のネタを50前にしてやってるとのことで、千秋楽まで体調に気をつけて頑張って欲しいです。飯盒を双眼鏡入れや枕にする「キャリーキャンプキャンプ」、鯛や太刀魚、とびうお、鉄砲魚のお魚軍団の「ムーンライトマスク」、能見さん演じる田村にぞっこんの「愛の戦士小日向くん」も面白かった。あ、「赤羽と赤羽橋くらい違う」という東京ローカルな台詞に、うーん・・・わからん・・と悔しかった京都人モモ母でした。
[PR]
by mmcmp | 2013-06-26 18:40 | 観劇・鑑賞 | Comments(0)

夏こそヤンニョン

f0119179_22212557.jpg北大路商店街で雑用を済ませた後、「おか家」に寄ってみました。家にはまだ「食べるヤンニョン」(390円)はあるんだけど、前を通ったついでに買っておこうと思ったのでした。手づくりなので、大量生産されるワケではないから、買いに行っても「今日は全部出てしまいました」と言われることも度々。まだ残っている間に次を買っておかないと、安心できません。この日は午前中だったこともあって、無事にゲットできました。{まだ前のが家にあるから、暫く使わないけど置いておいても大丈夫ですよね?」と聞くと、全然大丈夫とのこと。・・と言いつつ、さきほど前のがなくなったんですが。
モモ母は生野菜にドレッシング代わりにかけて食べています。ドレッシングと違って脂を使ってないから、さっぱりしているし、唐辛子のピリ辛とゴマのf0119179_22351372.jpg風味が食欲をそそって、食欲が落ちがちな夏にこそ重宝します。そうめんつゆにほんの少し入れても美味しい。冷奴なんかにも合いそうです。この日はチヂミ(250円)があったので一緒に買い、ヤンニョンをチヂミのタレのようにしていただきました。
キムチ おか家
小山下内河原町
075-495-3155
11時~19時 
月休
http://www.kimuchi-okaya.com/index.html
[PR]
by mmcmp | 2013-06-24 22:35 | 京都でお買い物 | Comments(0)

こむぎのしあわせ

f0119179_23224827.jpgむぎこはここ数日の雨も気にせず楽しげにお散歩を満喫しています。今朝は河原を目指して石段を上がる途中でクラクションの音。ちょうど事務所のS君が通りががったのでした。普段は車や自転車が苦手なのに、嬉しそうに石段を降りて車に近づいていくむぎこ。ちゃんとS君だとわかってるんだ・・・とちょっとビックリ。立ち上がって窓越しになでなでしてもらいました。
お散歩で出会う人に愛想をしては可愛がってもらうむぎこですが、元保護犬だと話すと「お前、しあわせやなぁ」「ええとこに来て良かったなぁ」とよく言われます。確かに「はびねす」さんにレスキューしてもらえて良かったし、鴨川はお散歩にピッタリの環境だし、皆さんに可愛がってもらえるし、狭いながらもごはんと寝場所は確保されてるから、ひとまず良かったねとは思います。でも、こむぎが本当に幸せになるのは、モモのように住み慣れた家で旅立つ時ではないかと思うのです。モモを飼い始めた時、拾い食いや交通事故など飼い主の不注意で死なせることなく10歳以上にしてやりたいと思っていました。こむぎはそれに加えて、最期まで飼い続けることがモモ母の命題です。モモを飼い始めた頃より父もモモ母も年を取ったので、10年後どんな状況になっているか、不安な要素はモモの頃より増えているんですが、それでも、住み慣れた預かりさん宅からうちに来た当初の怯えを思うと、もう二度と飼い主が代わってはいけない。そして出来れば旅立つ時も病院ではなく、モモのようにいつもの場所で、傍にいて安心させてやりたい。その時まで楽しい出来事をたくさん重ねていきたいと思うのです。
[PR]
by mmcmp | 2013-06-22 23:59 | こむぎ(むぎこ) | Comments(0)

国内産でなく九州産

f0119179_21321044.jpg近所のショッピングセンターの鮮魚売り場に山口県産のさわらの刺身がありました。その横にさわらのたたきが並んでいました。さっぱりポン酢で食べるたたきの方が美味しそうだな、と思って手に取ったんですが、国内産と書かれていたので買うのをやめました。おそらくお隣のさわらと同じ山口県産なんだと思うんです。でも、それならそう書けば良いのに・・・・。
同様にお米って魚沼産だったり、秋田県産だったりするのに、発芽玄米は国内産米使用と表示されたものがほとんど。大手Fの発芽玄米は北海道産だそうですが、ラベルには国内産と書いてあったと思います。なるほど発芽玄米は加工食品だから原産地表示の義務はないんでしょう。でも、義務はなくても表示したって良いじゃないと思うワケです。原発事故以降、国産という表示は安心というより寧ろ意図的に曖昧にしているようで不誠実な気がします。特に魚と米は気になる。玄米は白米より放射性物質の濃度が高いという人もいれば、いや、玄米はデトックス効果があるから良いんだという人もいて、モモ母はどっちが正しいかよくわかりません。現時点ではわからないので、原産地表示をして誠意を見せてくれるメーカーさんのものを買いたいわけです。モモ母が愛用しているのは「コダマ」の九州産特別栽培コシヒカリ10割の発芽玄米「元気米」。産地が明確な上に節減対象農薬の使用を慣行栽培の2分の1以下にし、化学肥料は使ってない特別栽培米なのが嬉しい。この発芽玄米、「ヘルプ」や「ファーマーズ」くらいしか扱ってないのが残念です。
[PR]
by mmcmp | 2013-06-21 22:32 | 京都でお買い物 | Comments(0)

樹々丸でほっこり☆

f0119179_23393730.jpg久しぶりに「樹々丸」さんを訪れてみました。今出川に面した自転車屋さんの角を曲がってすぐのところにある町家カフェ。交通量の多い今出川からほんの少し入るだけで、ぐっと静かになります。夕方のちょっと中途半端な時間だったので、ほかのお客さんはおられず、居心地の良い部屋を独占状態でした。
メニューを見て、「バナナタルト」にひかれ、ホットコーヒーと一緒に注文しようとしたら残念なが売り切れ。ほかのお菓子もほとんどなかったので、飲み物だけにしようとホットもやめてアイスのカフェオレ(550円)をお願いすることにしました。入口の看板のところにごはんセットとサンドセットが売り切れたと書かれていたし、この時間は空いていたけど、それまで結構にぎわっていたようです。山野草や多肉植物の販売を行っている「樹々丸」さん。確か前に来た時に植物の写真は撮らないでとのことだったので、写さないようにしたんですが、店内f0119179_004823.jpgやお庭は緑がたくさん並んでいます。「&noma cafe」のようなスタイリッシュなカフェで眺める疎水沿いの緑も美しかったけれど、和の空間に同化する緑も心落ち着きます。会計の時に「いろいろなくてスミマセンでした」とお店の方がおっしゃったんですが、いえいえ、カフェオレだけで十分満足したから、余計なお菓子を食べなくて良かったです。
樹々丸
今出川小川東入
075-432-8607
11時30分~19時(日祝~18時)月たまに日休
http://www.jujumaru.com/
[PR]
by mmcmp | 2013-06-19 00:03 | 京都のカフェ | Comments(0)

幸福な犬

f0119179_23211791.jpg先月のモモの一周忌にこむぎんさんから「モモちゃんへ」と書かれたお花が届きました。お花を贈って下さったこともビックリしましたが、モモの命日を憶えていて下さったことに感激しました。そして、モモは何て幸せな犬なんだろうと思ったのでした。
モモとお散歩をしながら、モモは幸せ?それとも不幸せ?と思うことがありました。ご近所さんに可愛がってもらって幸せだけど、旅行やドライブに連れて行くこともなく狭い家で暮らしていたし、決して快適ではないよね・・と申し訳なく思っていました。むぎこにしてやっていることをモモにもしてやれば良かったと思うこともあります。でも、今、モモは幸福な犬だったんだなと思います。大震災のような怖い目に遭うこともなく、その後の余震におびえ続けることも、原発事故で飼い主と離れることもなく、飼い主が代わることもなく、一生を終えました。じゃれて歯を当てるモモに「モモちゃんは噛む犬か?噛む犬は保健所行きやで」と何度か言ったことがあるんですが、こむぎにはそんな冗談は口が裂けても言えません。最近ペットショップで滅多にコーギーを見なくなったけれど、繁殖コーギー達の多くは、ひょっとしたらモモの親は処分されたりしたんじゃないだろうか?保健所がどういうところか一生知ることがなかったモモ。あんた、能天気に暮らせて良かったね。
[PR]
by mmcmp | 2013-06-17 23:46 | モモ | Comments(0)