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「用心棒日月抄」

f0119179_22321926.jpg藤沢周平の「用心棒日月抄」を読みました。「刺客」「孤剣」と順番を逆に読んできたシリーズの第一作。めちゃくちゃ面白かったです。「三屋清左衛門残日録」も楽しめたけど、主人公が若い分、活劇度が上がって迫力満点。続編を先に読んで、すっかりお馴染みになった細谷や口入れ屋吉蔵との出会いが、こんな風に始まったのかと冒頭からちょっと感動しました。いきなり細谷に仕事を横取りされた青江の初仕事は犬の用心棒。そこに「生類憐みの令」が関わっていて、犬を守らないと大変だという雇い主の事情になるほどと納得しました。
「生類憐みの令」だけでなく、もうひとつ現代の我々がよく知る元禄赤穂事件、いわゆる忠臣蔵が深く関わっているのが、続編にはないこの作品の大きな特徴。浅野家の人達によってこれからどんなことが起ころうとしているか、大石内蔵助が何者か、読む者はよく分かっているけれど、青江や細谷は知らない。江戸の町に生きる人達の噂や仕事先からの情報、雇い主の不穏な動きから少しずつ核心に迫っていくところが読者としてはハラハラ。でも所詮は外野な彼らは浅野側に雇われていたかと思うと、吉良邸の警護をしたりもするわけです。その辺りの構成が実に巧みで読み応えあるし、国許の権力争いや青江を狙う刺客との対決もあって娯楽性抜群。「犬と猫と人間と2」を観た帰りに九条のプックオフで4作目の「凶刃」も一緒に買ったので、すぐ読みたいところですが、「刺客」「孤剣」を読み返すのも良いなと思ったりしています。
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by mmcmp | 2013-08-30 23:13 | カフェ読書 | Comments(0)

黒い犬になるんじゃない?

f0119179_22172794.jpg先日犬のフンを放置した飼い主に1000円の罰金を取る条例のある泉佐野市で、罰金を5000円にする案や飼い犬税を取る案が出ているという話題をテレビでやっていました。泉佐野市で捕獲されたむぎちゃん。放浪していた時には当然放置していたワケで、今更ですが、どうもスミマセンでした。むぎこに代わってお詫び致します・・・。
さて、うちに来てビビリ度合いが少し変化したむぎこですが、見た目にもちょっとした変化が。元々は尻尾の表というか上というか背中側というかに一部だけ黒い毛があるけれど、それ以外は茶色が基本カラーなんですが、最近うなじ辺りがやけに黒くなってきた気がします。厳密に言うとオーバーコートが黒くなってる。預かりさん宅でリンさんと遊ぶ写真のうなじは白いので、変化したように見えます。でも、他の写真は黒っぽいうなじのもあったりf0119179_22532678.jpgするので、気のせいで以前からこんなだったのかも知れません。ただ、印象としては日に日に黒くなってるように思えて、「むぎちゃん、黒い犬になるんじゃない?」と毎日言い続けています。そのうち尻尾の黒とうなじの黒がつながったりして・・・。こういう毛の変化って生まれた時から遺伝子情報で既に決まってるんですってね。モモと暮らしていた時にトライカラーのコーギーちゃんも可愛いなと思っていたので、トライカラーむぎこも悪くないなと思っています。
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by mmcmp | 2013-08-28 22:58 | こむぎ(むぎこ) | Comments(2)

カスタードクリームが変わりました

f0119179_2233421.jpg日曜に「クロア」に行こうとしたんですが、目の前でバスが行ってしまい、雨の中を20分待つ気になれず、予定変更して「グランディール堀川店」でパン・オ・ルヴァンを買って帰ることにしました。でも時間が中途半端だったのか食パン系はひとつもなし。「パンパティシェール」(160円)はたくさんありました。見るとクリームパティシェール(カスタードクリーム)が変わってさらに美味しくなったというようなことが書かれていました。会計の時にどう変わったのか伺ったところ、厨房に聞きに行かれました。「クロア」の奥さんだったら何でも即答してくれるのにな・・・とちょっと残念。すぐ傍で話し声が聞こえてくるけど、職人さんが出てこられる様子はないので直接聞きたいのを我慢。戻られた販売員さんによると砂糖がグラニュー糖に変わったのと、今までは無塩バターを使っていたのを複数のバターを混ぜて使うことでより滑らかになったとのことでした。なんでグラニュー糖にすると上白糖より美味しいのか突っ込んで聞きかったんですが、また厨房に確認に行かせるのも悪いので、諦めました。
で、帰って早速食べてみると、確かに滑らかになっていました。モモ母は前のも自家製っぽくて好きだったんですが。お味はグラニュー糖でマイルドになったのか、美味しいけど割とよくあるカスタードになった感じ。前の方がよそにないスペシャルな美味しさだった気がします。ま、暑い時期でモモ母の感度が鈍ってることもあるので、涼しくなったらまた食べてみf0119179_22401049.jpgようと思います。右は「あんぱんもっちり」(150円)。「小倉」という以前からのあんぱんとは別に、生地がよりもっちしてるようです。Mのあんばんほどではないものの、手にするとずっしり重い。翌朝食べた父にはあんが多すぎたようで、お皿に少し出してましたが、試食してみるとあっさりしてとっても美味。最近食べた某和菓子店のあんこよりよっほど上質だなと思ったのでした。
グランディール堀川店
紫竹東高輪町
075-493-8077
7時~19時 無休
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by mmcmp | 2013-08-27 22:47 | 京都でお買い物 | Comments(2)

平飼い卵を食べることから

f0119179_11462993.jpg昨日目玉焼きのことを書いたので、卵の話を。ペットショップで販売されてる子犬の多くがパピーミル出身と言われます。狭いケージに入れられた繁殖犬はMちゃんの様に散歩に連れてってもらうこともなく、何度も出産をさせられると言います。「パピーミル」で画像検索すると、劣悪な環境の写真が大量に出て来ます。ブリーダー崩壊で何十匹という犬をレスキューした愛犬団体のレポも頻繁に目にします。可哀想なワンコたち、許せない!・・・・と思った愛犬家、ペットと暮らす皆さん、卵は平飼いのものを食べてみませんか?
パピーミルと同じ環境だとは言いませんが、スーパーで特売されてる卵を産む鶏も檻の中で身動き取れず、頭だけ檻から出して、水や機械で給餌される餌を食べるケージ飼いです。ストレスから鶏同士が攻撃しあうので、くちばしの先を機械で切っておきます。その様子は「いのちの食べ方」にも紹介されていました。争いによる傷や病気を防ぐため餌は抗生物質が入れられています。平飼いはケージでなく、地面を自由に動ける状態での飼育。ただし、鶏舎の中から外に出る「放し飼い」をされてる(犬でいうお散歩)とは限りません。なので、平飼いでもくちばしを切ることは必要だと書く業者さんもあります。一方、「ニワトリたちにストレスを与えない飼い方をしているため、くちばしを切る必要がないのです。」と書いてる業者さんもあって、平飼いと言ってもひとくくりに出来ないようです。でも、まずはケージでなく地面の上で育った鶏の卵を選ぶ消費者が増えることが大事だと思うのです。写真は木次の有精卵。八百一や藤井大丸地下で6個パック、ヘルプなら1個から買えます。ペットショップのペットもスーパーに並ぶ卵も、どんな所からやってきたか、なかなか意識しないと思うんですが、パピーミルに憤りを感じるのに、鶏は狭い檻で一生過ごしても良いはずがないとモモ母は思うのです。
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by mmcmp | 2013-08-25 12:53 | 京都でお買い物 | Comments(0)

ビビリプリンセスの今

f0119179_23111167.jpgむぎちゃんがうちに来て8ヶ月。相変わらずビビリですが、少しずつ変化もあります。はぴねすさんのブログで「鳥が羽ばたいてもコワい(泣)」と書かれていたように、来た当初は河原にいる鳩に全く興味を示しませんでした。一斉に飛び立つのが楽しくて、鳩に走り寄って行ったモモとえらい違いと思っていました。でも最近はモモと同じように走って行きます。羽音を立てて鳩が飛んで行っても平気。大勢の人がいるのや大きな車は苦手だけど、以前のように全力で引っ張って逃げようとすることはなくなりました。
金曜の夜は気温が下がってお散歩に出ようと思った時に雷が鳴り出し、暫く様子見。9時過ぎに音がしなくなったので、出てみると空は不気味に光っていたけど、意外と平気で雨の中を普通にお散歩できました。どうやら光より音が苦手なようです。音と言えば、まったり寝てるむぎちゃん傍を飛んでた蚊を叩いたら、ビクン!となって起き上がったこともありました。まぁ、傍でいきなり手を叩いたら、そりゃ怖いよね。もうひとつ苦手なのが目玉焼き。f0119179_23451263.jpg何それ?と思われると思いますが、フライパンに卵を落とした時の「ジュ~ッ!!」という音が大の苦手。一目散に隣の部屋に逃げます。昨夜は気をつかって一度火をとめてから落としたのでややマイルドな音だったのに、やっぱり逃げて行きました・・・。ちなみに写真は木曜朝に堤防下の土手で撮ったもの。ジャンプして石垣に飛び乗り、少し草を食べたりしながら歩いていました。下の写真みたいに草むらの中に入ったりすることもあります。やっぱりフロントラインをしておく方が安心です。
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by mmcmp | 2013-08-24 23:45 | こむぎ(むぎこ) | Comments(2)

そうだ、寄り道しよう☆

f0119179_2371593.jpg「のばら珈琲」を出て千本通りに出ると千本上立売のバス停が目の前でした。バスが来るまで少し時間があったので、次のバス停まで歩くことに。歩きながら、「マガザン・デ・フレーズ」のことを思い出しました。もう随分前だけど、あそこで買ったマシュマロも結構美味しかったっけと「マンダリンオリエンタルホテル東京」のギモーヴをいただきながら思ったのでした。バスで通ることはあっても、歩くことは滅多にないので、久々に寄ってみることに。銀座に可愛い店が出来てるなと思ったらこちらの銀座店でビックリしたんですが、本店は西陣の庶民的なエリアにある素朴な雰囲気のお店。「王将」も本店が四条大宮の小さな店だったりするんですが、それと似てるかも。そういえばスパゲティの「壁の穴」の本店が渋谷の小さな店だったのも驚きでした。
数年ぶりに買った「木いちごのマシュマロ」は人工的なアメリカンタイプではなく、ちゃんといちごの味がしました。原材料名は砂糖、転化糖、木いちご、ゼラチン、コーンスターチ。妙な香料などは使われていません。ただしf0119179_23425544.jpgっかり甘いので、暑い夏にはちょっと不向きかも。涼しくなった方がより美味しくいただけそうです。
★メゾン・ド・フルーシ゜ュ
千本通廬山寺上る
463-8898
10時~19時
http://ichigonoomise.com/index.html
※添えられていたショップカードをよく見たら、店名が変わってました。修正いたします。
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by mmcmp | 2013-08-23 23:43 | 京都でお買い物 | Comments(0)

昼前モーニング

f0119179_18261159.jpgたまった文庫本を古本屋に売りに行った後、先日伺ってとっても良かった「のばら珈琲」さんを再訪しました。是非モーニングをいただきたかったのです。10時から12時までなので、お散歩後もバナナで空腹を癒して雑用を済ませ、11時過ぎに訪れました。前回は窓際だったので、今回は洋間の奥側の席へ。飲み物はアイスティでお願いしました。
お皿にはトーストと目玉焼き。ガラスのボウルにたっぷり入ったサラダが別に運ばれてきました。待っている間に奥からトントントンと野菜を切る音がして、注文を聞いてから準備してくださった様子。鶏肉にレタスやきゅうり、たまねぎにスライスアーモンドやセロリ、パプリカなどたくさんの種類が入っていて、野菜好きとしては嬉しい限り。ドレッシングはたまねぎとマヨネーズ風があり、玉ねぎドレッシングをかけて戴きました。食パンは気泡がたくさんf0119179_18495582.jpgあって、表面がとてもクリスピー。中はしっとりで、よそでは食べたことのない味わい。どこのパンかうかがったら、ホームベーカリーでライ麦を1割強混ぜて焼いているんだそう。アイスティも爽やかでした。これでお値段は500円。「普通でスミマセン」とおしっゃってましたが、「普通」のモーニングはこんなに充実してないですよね。
★のばら珈琲
上立売通浄福寺西入ル
075-406-0274
10時~18時30分
月・火休
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by mmcmp | 2013-08-21 18:51 | 京都のカフェ | Comments(0)

ピュアなおいしさ

f0119179_22501039.jpg京都人がひと夏に一度は食べる鱧の落とし。モモ母は刺身のようにわさびとお醤油で食べることが多いです。梅肉で食べてもさほど美味しいと思わなかったからなんですが、それはこれまで美味しい梅肉で食べてなかったからだと気づいたのは3年前。恩師M先生から高野山土産にいただいた梅肉がそれはそれは美味しくて、なるほど鱧の落としと梅肉の相性の良さを再認識したのでした。
その後、別のメーカーのではありますが、やはり梅干と食塩だけで作られた梅肉を三条の明治屋で入手したことがあったので、またあれを買おうと「ウニール」の後、明治屋に寄ってみたのです。でも、それらしき商品はなし。諦めかけたところに、ややこぶりだけど「京の練梅」という商品名の梅肉発見。見ると「孝太郎の酢」のものでした。へえ~、お酢屋さんだと思ったら、こんなのも出していたんですね。早速購入して鱧につけてみました。やや塩気が強いんですが、欲しかった味です。店のサイトには「紀州の南高梅を丹念にうらごしし作りました。京都には鱧の美味しい時季があり料亭さんからお寿司屋さんも皆様御利用いただいています」と説明されています。確かに料亭なんかで使われてそうなクオリティ。店のオンラインショッピングは250グラムのみのようですが、明治屋には80グラム441円とお手頃価格でした。
★孝太郎の酢
http://koutarou-su.com/index.html
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by mmcmp | 2013-08-20 23:13 | 京都でお買い物 | Comments(0)

飛び出す絵本

f0119179_2295420.jpg今朝目が覚めたら6時だったので、もう少し寝てからお散歩に行こうと思って、ふと気づいたら10時でした!こんな時間に散歩させていいものかと思いながらも加茂川へ。やっぱり他の犬は一匹もいません・・・。用を足したら、日陰をほんの少し歩いて、さっさと帰りました。
夜は8時頃出かけますが、それでも30度以上あって暑い。夜の河原は暗くてライトをつけないとブツが拾えません。そんな中、先月グラウンドになったところを歩いていると、突然むぎちゃんがぴょんぴょん飛び跳ね、向こうの人影に向かって駆け出しました。近づいてみると、さくらちゃんとお母さん、お父さん。遠くからよくわかったね、となでてくれるお父さん。母さんはグラウンドと川沿いを隔てている生垣の中からむぎちゃんが飛び出す絵本の様に飛び出して来たので、ビックリしたと言っていました。その後も何度か暗闇の中で嬉しそうに向かって行く先には、必ずさくらちゃんがいるのでした。そうは言っても河原限定で、住宅街は淡々と歩くと思ってたけど、先週、住宅街でも珍しくハイテンションになったと思ったら、さくらちゃんがなっくん(さくらちゃんママの息子)と歩いてきました。さくらちゃんも駆け寄って来て、むぎこを飛び越えるはしゃぎぶり。確かにちょっと飛び出す絵本みたいでした。ニオイでわかるんだろうとさくらちゃんのお父さんは言ってましたが、暗いのに、ホントよくわかるものだと感心します。
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by mmcmp | 2013-08-18 22:33 | こむぎ(むぎこ) | Comments(2)

「いちばん初めにあった海」

f0119179_22523592.jpg加納朋子の「いちばん初めにあった海」を読みました。作家さんのことも作品のこともよく知らないままブックオフの105円コーナーでジャケ買いしたモモ母。引越し準備の途中でみつけた読んだ覚えのない本から未開封の手紙が出てきたことから始まる表題作が唐突に終わって、「ぼく」の語りで綴られる「化石の樹」が始まったと思ったら、2つはつながっていました。これが加納朋子のスタイルのようで、ウィキには「連作短編集が多く、各短編での伏線が重なり短編集全体の謎につながるという仕掛けは本格ミステリ的である」と解説されていました。こういうのをミステリーって呼ぶんだろうか?
2つの短編は共に自分は人殺しだという幼い頃の罪の記憶を抱えた女性の再生を描いているんですが、途中に小説が挿入されたり、金木犀の木のうろから出てきた大学ノートに綴られた物語が挿入される凝った構成になっているといったところも共通しています。ある種迷宮のようなものが解き明かされていく面白さはあるんですが、それは都合よすぎでしょ・・・と思う点がありすぎて、ちょっと引いて見てしまいました。個人的には後の「化石の樹」の方が好き。子供の頃、木の化石が好きだったぼく。「木の化石」とだけ書かれ、それがどこで発見されたとか詳しい解説がないところが気に入った。いちばん大切なことってのは、たいていの場合、ごく単純な言葉に還元される。うん、なるほどね。そして金木犀のうろから発見されたラムネと呼ばれる炭酸菓子、七色のおはじきにビー玉、銀行で配っているような動物の形をした貯金箱・・・。ああ、あったあった、今でも銀行の粗品にああいう貯金箱ってあるんだろうか?と本編と全く関係ない、妙なところが印象に残ったモモ母でした。
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by mmcmp | 2013-08-16 23:27 | カフェ読書 | Comments(0)