ここ数年の東京滞在は半蔵門のホテルを常宿にしています。ホテル周辺はいつもは静かなエリアなんですが、今回はいつになく人が一杯。毎年桜のシーズンになると必ずニュース等で映像が流れる千鳥が淵がすぐ近くにあるからなんですね。「あなたが東京に来るのを待ってたかのよう」と言われた程タイミングよく満開になってくれたので、念願の千鳥が淵公園散策をしました。さすが見頃とあって焼そばなどの屋台も出て、賑やかな雰囲気。桜の向こうにビル群が見えるところがいかにも東京ですが、それが不思議と似合って絵になっていました。
新宿で観劇後は吉祥寺に移動。数年ぶりで井の頭公園を歩きました。こちらもすごい人で、橋を渡るのが大変なくらい。池に浮かぶボートを眺めながら、あ、確かあのボートに乗ったカップルは別れるなんて言ったよな・・・なんて西荻窪の大学に通っていた遠い日の春を思い出していました。京都にいると京都のはんなりした桜が美しいなんて思いがちだけど、こうして見る
と、パッと咲く桜の潔さや大勢で繰り出すお花見の楽しみ方は寧ろ東京っぽいし、長い冬が過ぎ、待ちわびた春の訪れを実感させる雪国の桜こそ美しいようにも思います。いずれにしても、桜って東日本の花だね・・・と思ったモモ母でした。