「そば鶴」で遅めのお昼を食べた後、大徳寺界隈を散策しました。今宮神社に行くと参道両脇のあぶり餅屋さんやおもかる石に行列が出来ていて、いかにも連休という感じ。高桐院の青もみじは期待通りの素晴らしさでした。こちらも拝観者がひっきりなしに訪れて美しい光景をカメラにおさめておられました。
翌日は「リモール」に行く前に叡電元田中辺りの住宅街をぶらついてみました。京大に近いこの辺りは森見登美彦の世界。歩いていくと神社がありました。「田中神社」という田中村の産土神として信仰を集めてきた神社だそうですが、長く京都に住んでるけど、こんなところに神社があるのを初めて知りました。地元の人しか訪れないようで、境内には車椅子のお婆ちゃんと介助の人たちだけ。連休中もひっそりとしてましたが、ここの新緑が息を飲むくらいキレイ。石の鳥居の奥に緑が萌える様を眺めていると、「あざやかな緑よ・・・」で始まる童謡「若葉」を思い出しました。「鳥居をつつみ」
という歌詞ってこういうことだったんだなと初めて知った思いです。夕方だったんで写真写りはイマイチでしたが、若葉を背にした狛犬も実に絵になってました。連休は終わったけど、京都の新緑を楽しむなら寧ろこれからが良い季節です。