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「棟方志功~祈りと旅」

f0119179_1572651.jpg大丸ミュージアムKYOTOで27日まで開催されていた棟方志功展を観に行きました。棟方志功はあまり興味がなかったんですが、学生時代に母と倉敷を訪れた時に倉敷美術館で見た作品の数々が思いのほか良くて、ああやっぱりすごいんだと思ったんですよね。でも随分昔の話で、どう良かったのかすっかり忘れていました。今回どうすごいかがよくわかりました。
棟方と言えば民芸調のイメージが強かったけど、入って早々「ベチレヘムに聖星を観る」などのモダンな作風が並び、後半の全長26メートルという「大世界の削」などの大作はピカソや岡本太郎のようにアバンギャルド。前半にあった横長の作品もそうなんですが、あまりに大きいからいくつもの版木を使って彫ってあって、全体として統一された作品もすごいけど、別々に観ても抽象画として面白いのではないかと思いました。顔の線なんかが多少ズレたりしたとこがあって、それがまたピカソみたいだったり。ふっくらした女性像が有名だけど、二菩薩釈迦十大弟子の柵のような男性像も表情豊で観ていて楽しい。ニューヨークを訪れた際に描いたという作品は異文化に触れるワクワク感が伝わってきました。谷崎潤一郎の小説「鍵」の挿絵として描いた連作も展示されていて、おおっと思いました。実は日本文学科出身のモモ母、谷崎で卒論を書いたんですよね。久々に谷崎作品を読みたくなりました。
by mmcmp | 2010-09-28 02:32 | 観劇・鑑賞 | Comments(0)
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