「マイセン磁器の300年~壮大なる創造と進化」

f0119179_0565065.jpg六本木のサントリー美術館で6日まで行なわれていた「マイセン磁器の300年」に行きました。ザクセン選帝侯兼ポーランド王のアウグスト強王が、錬金術師ベトガーに硬質磁器の製法解明を命じたのが始まり。べドガーは城に幽閉されて強制的に研究させられたそう。白磁に先立って開発された宜興写し瓶などの歴史的なものが目の前にあると思うとジーンとしました。強王は大広間に磁器製の大型動物の彫刻を並べた宮廷動物園を造ろうとしたそう。実現はしなかったけれど、動物達がいくつも展示されてました。中でもモモ母は魚をくわえたペリカンの躍動感とフォルムの見事さに釘付けになりました。アフリカ象の大燭台もどの角度から見ても完璧な美しさ。大壺や皿などの食器も堪能でき、目の保養になりました。ブルーオニオンの絵柄は中国のザクロがヨーロッパになかったので、玉葱と考えて描かれたのが始まりのようです。どうして玉葱なんだろうと思ってましたが、そうだったんですね。
この展覧会で実感したのは、美しいものを見ることの大切さ。このところ私達は悲惨な光景ばかり目にしています。気持ちが昂ぶったり、落ちこんでいる人は、お気に入りのカップでコーヒーや紅茶を飲んでみては?華やかな装飾のケーキや絵画的な和菓子を味わうのも良いでしょう。被災地は勿論そんなワケには行かず、水やご飯さえ足りない。使い捨ての紙コップやお皿も不十分かも知れない。味気ない白や透明のコップでも仕方ない。でも、やがて行き渡ったら、ヨーロッパ食器の様な花柄の紙皿やクマの絵がある紙コップが、使う人の心を和ませるでしょう。ラプンツェルなどの童話の絵があれば、お母さんは子供に話をしてあげられます。柄ものはコスト高でしょうが、義援金のつもりでそうしたことにもお金を使って下さい。マイセンのカップと同じくらいにとは言いませんが、少しは心が安らぐのではないでしょうか?
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by mmcmp | 2011-03-16 01:51 | 観劇・鑑賞 | Trackback | Comments(0)
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