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「あほんだらすけ25th」

 「あほんだらすけ25th」_f0119179_17591035.jpg東京・下北沢「ザ・スズナリ」で30日まで上演されてる劇団ヴォードヴィルショー花組エキスプレス「あほんだらすけ25th」を観ました。今年で25年目。前説で大森ヒロシが数年ぶりに観た人から「ずっとやってたんですね・・・おんなじことを」と言われたと言ってましたが、基本フォーマットも話の展開もほぼ同じなんだけど、毎年観ずにはいられない。特に今年は近年の中でもダントツでクオリティが高かった!元劇団員の能見達也と小林見江の10年ぶりの客演で達者な役者が揃ったこともあるし、時間無駄之助とロスタイムスが歌う「スッタモンダ東京」が良かったというのもありますが、核となる人情喜劇が秀逸でした。山口良一演じる5歳の男の子が実は海からやってきた魚人の子トリトンだったというお話。海の中を泳ぎ、幻海草を取るまでの魚人の演出とか、とてもよく考えられてました。
平日はこれまでの作品の中から当日のお客さんのリクエストで演目を決める平日リクエストのコーナーがあって、この日はあんこ玉を食べてきなこがついた手をウエットティッシュで拭かせようとする初回公演からのネタ「ヌレチャン5」。いかにも甘そうなあんこ玉を大量に食べる山口さんが大変そうだなと思ったんですが、それ以上に大変そうだったのが大森ヒロシ。大森さんのブログのコメントに「いつも以上に体はってますね」と書かれていて、どんなネタなのかと思ってましたが・・・17年前のネタを50前にしてやってるとのことで、千秋楽まで体調に気をつけて頑張って欲しいです。飯盒を双眼鏡入れや枕にする「キャリーキャンプキャンプ」、鯛や太刀魚、とびうお、鉄砲魚のお魚軍団の「ムーンライトマスク」、能見さん演じる田村にぞっこんの「愛の戦士小日向くん」も面白かった。あ、「赤羽と赤羽橋くらい違う」という東京ローカルな台詞に、うーん・・・わからん・・と悔しかった京都人モモ母でした。
by mmcmp | 2013-06-26 18:40 | 観劇・鑑賞 | Comments(0)
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