昨日の東京新聞等でも報道されましたが、表現活動を行う人々が2月9日「
翼賛体制の構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明」を発表しました。
記者会見の様子はこちら、
動画はこちらから。モモ母も放送、出版に携わる者として賛同(リストに実名載ってます)、お声がけした中から深夜放送の全盛期に放送自粛の歌をかけ続けた伝説のディレクター、劇作家、大学教授等が後に続いて下さいました。
普段こうした声明に加わらない作家の中沢けいさんは「こういうのは私の趣味ではないと思っていたけど、もう無理。ここで言論人がスクラムを組まないと、この国は手遅れになる」と話したとか。そうなんです。ブログにこの手の記事を書くと皆さんの反応が悪いのは、モモ母もよくわかってます。でも、もう無理。先日、西陣の某店で食事をしていたら、傍の席から「中東に2億ドル送るお金があるなら、そのお金を福島の被災地に使たらええのに」と言うおばあちゃん達の声が聞こえ、その発想に感心しました。しかも
トルコの原発建設が今回の事件にも絡んでたそうで、モモ母よりおばあちゃん達の方がよっぽど鋭い。国民はバカじゃない! おかしなことは直感的にわかる。だけど
小出さん流に言うなら、「国民はバカじゃないけど、病気」なんですね。情に訴える情報で思考を停止させられてるから、何故おかしなことが起こるのかまで、深く考えなくなってる。
会食と恫喝というアメとムチを与えられた一部のマスコミが率先して自粛を始めると、周りは追従して自粛する。まさに
仕組まれた行列に並ぶデコイと鴨の関係です。鴨たちはやがて、頼まれもしないのに、「あそこのドーナツが美味しいよ」と宣伝する。こうした流れを
古賀重明さんはホップステップジャンプの3段階と表現し、今はステップの段階だとおっしゃいます。イスラム国の解説をしていた高橋和夫さんは「知識は身を守る」とおっしゃってましたが、病気を悪化させない為に必要なのは、幅広く偏りのない情報だと思うのです。(ちなみに声明への賛同者、支援者は
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