「ザ・空気2 誰も書いてはならぬ」

f0119179_22293242.jpgびわ湖ホールで2日に大千秋楽を迎えた二兎社の「ザ・空気2誰も書いてはならぬ」を観ました。国会記者会館の屋上で繰り広げられるジャーナリストたちの会話。保守系全国紙解説委員の飯塚、総理に最も近いと言われる放送局政治部記者の秋月など、すぐにモデルが思い浮かんでしまうリアルな設定。ニュース番組の元アンカーで自ら命を絶ったとされる全国紙系列テレビ局の桜木でさえ、原発問題を追っていて自殺した(他殺説も)某報道番組ディレクターを彷彿とさせます。スシローならぬメシ塚を演じる松尾貴史の総理の物真似も誰かさんにそっくりで苦笑。作・演出の永井愛は実際にありえないことは書けないからと現役記者たちに内容をチェックしてもらったそうで、芝居を見たメディア関係者から「よく書いて下さった」「影ながら応援しています」とのメッセージが多数寄せられたとか。
総理が記者会見する際のQ&A原稿を記者自らが書いていた、その原稿を記者会館でコピーした際に置き忘れてしまい、他社の記者にみつかってしまうというストーリー。これ、M総理時代に実際にあった話だそうです(筑紫さん時代のニュース23で取り上げられたそう)。記者クラブ加盟社以外は入れない記者会館の屋上でデモの様子を撮影しようとする安田成美演じるネットメディア記者まひるもモデルがいて、実際に屋上に潜入したとか。「メディアをうらむな。メディアをつくれ」 というまひる、「スクープは後に続く者がなければ死にメディアになる」「人々は真実に飽きている」という官邸キャップの及川。まさにスクープが消されていく今の空気を描いていて永井愛の筆の冴えに唸りました。最後は2階席までがスタンディングオベーション。立つのが儀式化してる大阪と違って、普段大人しい滋賀の観客がこぞって立つのはかなり珍しい。びわ湖ホールで数多くの作品を観たけど、おそらく初めてです。演劇は日本の民主主義を守る力になると思える舞台。勿論、モモ母も立ちました。
http://www.nitosha.net/kuuki2/
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by mmcmp | 2018-09-02 23:54 | 観劇・鑑賞 | Comments(2)
Commented by ゆきち at 2018-09-04 14:46 x
風がすごいです。台風、気をつけてください。致命的ではないですが、うちも家の瓦が何枚も落ちたり、ガラス窓の一部が割れてしまいました。大した被害ではないのに、いかに自分が今まで他人事であったか痛感させられています。早く過ぎ去って欲しいです。
Commented by mmcmp at 2018-09-06 03:45
コメント有難うございました。レスが遅くなってスミマセン。
瓦や窓に被害があったとか、通過中は本当に気が気ではなかったですよね。ご近所に大きな被害が出ている所もあるのではないですか?
うちもお隣さんのだと思われる割れた瓦が路地に落ちてました。
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