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3年ぶりの洛趣会

3年ぶりの洛趣会_f0119179_0171512.jpg昭和3年から続く京都の老舗による展示会「洛趣会」に出かけました。訪れるのは青蓮院で行われた第83回以来3年ぶりで、すっごい楽しみにしていました。第86回の今年は手づくり市で有名な百万遍知恩寺です。受付を済ませてまずは尾張屋さんの蕎麦席へ。お出汁の良い香りがお席に漂います。お蕎麦を頂いて場内に入ると「伊東」の御所人形や「岡重」の京友禅など、老舗が販売は一切なしで自慢の品を披露。「寺内」の人が「長くこの仕事をしているけど、こんなものは初めて見る」と説明していたダイヤモンドやくろ蝶真珠など貴重な品を見られる贅沢。「いづう」の鯖寿司も美しい器に盛り付けられてると見事な芸術品。こうして眺めるとお寿司のフォルムの美しさを再認識します。
毎回楽しみな「辻留」さんの茶懐石、「千切屋」や「川島」の織物、富岡鉄斎の「景徳鎮登窟図」など目の保養をした後、お茶席へ。3日は表千家、4日は裏千家の担当で「一保堂」の薄茶と「とらや」のお菓子が振舞われます。頂いた後でお道具を拝見するとウ3年ぶりの洛趣会_f0119179_123451.jpgエッジウッドのジャスパーの水指が。いつ頃のものか不明だそうで、塗の蓋は後から作られたもので宗哲の作とのこと。久々で本当に楽しかった。来年もまた行けると良いのですが。
by mmcmp | 2018-11-04 01:06 | 観劇・鑑賞 | Comments(0)
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