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「小さいおうち」

f0119179_11704.jpg中島京子の「小さいおうち」を読みました。映画をテレビで見て、松たか子と黒木華が良く印象に残ってました。昭和初期に女中奉公に出たタキが東京郊外のモダンな赤い屋根の家で若く美しい時子奥様と暮らした日々を、晩年にタキが書き綴った形で語られて行きます。タキが尋常小学校を卒業して上京したのは昭和5年の設定なんですが、当時の世相風俗を盛り込んでいるもののモモ母の親より年上、米寿を過ぎた人が書いた文章には思えないのが致命的。映画は山田洋次が巧かったんだな・・・。
そうは言っても香蘭社のティーカップや美術雑誌の「みづゑ」、真桑瓜(祖母は「まくわ」をよく食べさせてくれました)などのアイテムは懐かしいし、「戦争が始まって世の中が明るくなった」「南京陥落の戦勝セールが楽しかった」等は当時を知る人の生の声だろうと思う。男たちは日米開戦の是非を論じたり、仕事の判断を迫られるけど、女たちは「難しいことはよくわからない」。戦争が始まったと言っても普通に日常生活が続き、それが急激に非常事態になっていくのがリアルです。可愛かった恭一ぼっちゃんがどんどん愛国少年に変わって行くのが象徴的。時子の友人の雑誌記者の睦子は「銃後の要は主婦の倹約精神」などと体制的な記事を書いていたのに、戦後は民主主義の闘士となる変わり身の早さ。付録の対談で中島京子は「怖いんです。調べていくうちにみんな私たちと同じように楽しく暮らしていたのに、いつの間にか戦争に向かっていったんだとわかりました。今の私たちも、いつでもああなる危険性があるんだと」と言っていて、そこはちゃんと描かれていました。挙国一致の徹底のためには翼賛政治体制協議会が推薦する候補が議席を埋め尽くさなければならないと旦那様が言っても、なんのことだかよくわからないと思うタキ。いつでもああなる危険、ありますね。
by mmcmp | 2019-03-30 03:03 | カフェ読書 | Comments(0)

おいしい東京

f0119179_0274098.jpg国民健康保険が8割の自治体で平均4.9万円値上げの危険ってご存知でした? 年収400万円4人家族で新宿区9.9万円、大阪市7.4万円の負担増になりそうだって。大阪は維新が言わないようにしてるみたいだけど介護保険料も来月から1169円も上がって月額7927円になるんですよね(京都は520円アップの6600円)
さて、東京滞在初日にお会いしたHさんに「グラニースミス」のアップルパイを頂きました。三宿にこんな店が出来ていたとは。昨年関西にも初出店したそうだけど、西宮なんて滅多に行かないから、食べられるのは貴重。当日限りというのでホテルに入って頂いたら、これが上品でとってもモモ母好み。アップルパイって甘くてハッキリした味のものが主流ですが、自然な甘さに上質なカスタードで深夜に食べても全くしつこさがない。思わず2つとも食べたくなったけど、さすがに我慢して翌朝頂きました。翌日にはNさんに西荻窪「こけし屋」のサブレを。こちらも小麦粉やバター、卵などシンプルな材料を使って真面目に焼き上げた老舗らしい正統派の焼き菓子。こちらは4月まで日持ちするので、少しf0119179_1472728.jpgずつ美味しさを噛み締めながら頂いています。鈴木信太郎画伯の包装紙もすごく嬉しい。「志乃多寿司」や「マッターホーン」も残しています。朝市も行ってみたいなぁ☆彡
by mmcmp | 2019-03-29 01:52 | いただきもの | Comments(0)

初ダンテ

f0119179_1151671.jpg火曜深夜の関東での最終回放送後、風強アニメのハッシュタグがTwitterのトレンド入り。こんなつぶやきとか、「ハイジ」まで上位に入ってて、あちこちで盛り上がってる感が伝わって来ました。原作の三浦しをんもブログで最終回に触れ、「『風が強く吹いている』という小説を書いてよかったと心の底から思うことができた」と書いていたのが嬉しかった。さらに劇伴の林ゆうきが風ロスの皆様へと音楽の解説。これはファン必読です。
さて、新風芸協公演の後、学生時代によく行ったGに久々に行こうと思ったら満員で店の前にも人がいたので断念。いつも混んでるそうで、昔は静かなカフェだったのに、こんな人気店になってたとは。で、「ダンテ」に行くことにしました。ダンテも何度か行こうとしたことがありましたが、お休みだったり、営業時間終了だったり。今回が初訪問となりました。1965年の創業だそうで、コーヒーロッジというだけあって、山小屋みたいな内装。入った右側にカウンター席があり、左のテーブル席は少し高くなっているのがユニーク。ダンテブレンド(550円)とバームクーヘン(200円)をオーダーしました。ダンテブレンドは量が多めのダブル(600円)もありました。一人で読書する年配客やカウンターの常連さんなど長く愛されf0119179_11561115.jpgてる感じ。近くにあったらモモ母も文庫本持参で通いたいくらいです。奥の席も座ってみたいなぁ。東京の老舗喫茶の閉店が相次ぐ中、こちらはずっと続けてほしい。新しく出来たカフェにも行ってみたいし、Gや「物豆奇」にもまた是非行きたい。西荻窪は個性的な店がたくさんあって魅力的です。
★コーヒーロッジ ダンテ
東京都杉並区西荻南
03-3333-2889
12時~19時
by mmcmp | 2019-03-28 12:04 | 東京のカフェ | Comments(0)

これからもお世話になります

f0119179_032333.jpg新風芸協公演のスタッフの方が集合写真をブログに掲載されてました。そしてこんな記事も。はい、京都のお菓子を差し入れたのはモモ母です。でも分量重視ですから、高級感ある菓子折でなく袋詰め。大入袋が出たようで良かったです。ちなみに声優の古川登志夫さんがこんなtweetを。2人の会話が目に浮かぶようです。亮一さん、西荻窪からの帰りだったんでしょうね。
さて、今回は初のジョージ泊。三茶泊のこともあるけど、これまでは半蔵門のホテルを常宿にしてました。チェックアウトが12時でゆっくり出来るのが理由だったんですが、東急ホテルも会員になればレイトチェックアウト可能とのこと。ホテルも快適で駅から近く、今後は吉祥寺に泊まることになりそうです。で、初日に吉祥寺駅に着いて、大好きな「くぐつ草」に行こうと思ったら営業終了だったから、「ゆりあぺむぺる」に行ってみました。こちらは24時までの営業で、22時を過ぎてもお客さんが何組も入って来られ、賑わってました。さすが東京ですね。1階が喫煙席、2階が禁煙席で、2階は窓側と奥のスペースが分かれていて奥の席はモモ母だけの時間も結構あって、賑わいの割には落ち着いて過ごせました。カフェオレ(750円)は高めだけど、ポットサーブだし、アンティークな空間で深夜もノンアルコールでゆf0119179_1121343.jpgっくり過ごせたから有難い。この店、「美の壺」の東京のカフェ特集にも出てたんですね。(「カフェ紅」も出てるっぽい)なんでこの店なのかちょっと不思議。でも、これからも吉祥寺で泊まろうと思うので、今後もしばしば利用することになりそうです。また井の頭公園の散策とか「まめ蔵」カレーとかもしてみたいなぁ。
★ゆりあぺむぺる
武蔵野市吉祥寺
0422-48-6822
11時30分~24時
https://www.instagram.com/yuriapemuperu/?hl=ja
by mmcmp | 2019-03-27 01:17 | 東京のカフェ | Comments(0)

景色もごちそう★

f0119179_23551227.jpg昨秋から見続けてきた風強アニメ、関東はいよいよ今週火曜深夜が最終回。関西は22話が月曜深夜にオンエアされますが、ユキ役の興津さんが出演するネットラジオや日テレのアニメイベントでの喜安さんと豊永さんの話も楽しく聴きました。原作では大学1年のハナちゃんを高校生の設定にした意図など、興味深かったです。
さて、今回の東京滞在では到着後、Hさんが待つ東京大丸5階の「ブルディガラカフェ」へ。ロースビーフサンド(1328円)とアイスコーヒー(756円)で夕食。サラダもたっぷりで美味しく頂きましたが、料理もさることながら、窓に向かって座る席からの眺めが良く、東京らしい夜景が楽しめて素敵でした。京都駅のブルディガラエクスプレスでも以前はイートインが可能でしたが、狭いのと窓がないのとで閉塞感があってあまり好きではありませんでした。京名菓・名菜処亰に移転オーブン後はテイクアウトだけになっています。さすが東京、お値段は高めですが、ロケーションも合わせると満足度は高く、また訪れたくなります。ちなみにHさんが頼んだグラタンはパンf0119179_0414421.jpgのおかわりが自由でした。初めて知ったけど、ブルディガラってトリコロールの運営なんですね。そういえば、「メゾンカイザー」はフランチャイズもあるとのこと。最近京都に出来た2軒は直営店かサンジェルマンの系列店かどっちなんでしょ?
★BURDIGALA CAFE
東京都千代田区丸の内
大丸東京店5F
03-3287-1808
10時~20時(木金~21時)
http://www.burdigala.co.jp/index.html
by mmcmp | 2019-03-26 00:47 | 東京のカフェ | Comments(0)

新風芸協「この道はいつか来た道」

f0119179_2336621.jpg24日まで東京・西荻窪「シアター2+1」で上演された新風芸協公演を観ました。昨年「喫茶イレブン」を観たのがきっかけで、子供の頃から大好きだった田中亮一さんとのご縁が数十年ぶりにつながり、公演の案内を送って頂きました。大学時代に荻窪観音ホールでよく観た劇団芸協が2013年に解散したと知った時はショックで、観続けなかったことをものすごく後悔したのですが、今回は芸協の前代表だった故・青野武さんの奥様の企画で実現した新たな芸協の公演。しかも場所が荻窪の隣駅で、通ってた大学の近くの西荻窪で行われ、昔、一緒に観たNさんと共に観劇するという嬉しい時間となりました。
2本立てで最初は誕生日に届いたマッサージチェアに座ったら爆弾が仕掛けられ、ベルトを外すと爆発するというシチュエーションコメディ「バースデープレゼント」。観る側も面白かったけど、多分演じる側の方が面白いというか勉強になるんだろうなという印象。後半は別役実の「この道はいつか来た道」。ホスピスを抜け出した男女のやりとり。モモ母が芝居を見始めた頃とは舞台美術や演出が進化し、エンタメ度が増した演劇界だけど、舞台上には今は見かけなくなったポリバケツがひとつ。戯曲と役者の演技だけで成立させるシンプルで昭和テイストな作品がいかにも芸協らしい。ホームレスの男女を亮一さんと福井緑さんという御夫婦が演じ、年を重ねた2人だからこその表情が、なんとも素敵でした。平成最後の年になって亮一さんの生の声を聞けた幸せ、復活した芸協に立ち会えた幸運に感謝しました。今後も継続するかは未定だそうで、今回限りかもとのつぶやきもありましたが、盛況だったし、客席の反応も良かったから、是非継続して企画して頂きたいものです。
https://www.theater2plus1.com/20190322-24.html
by mmcmp | 2019-03-24 23:57 | 田中亮一 | Comments(0)

梅苑の帰りに☆彡

f0119179_0124461.jpg長崎や東京で桜が開花したというニュースが流れているのに、梅の話題でスイマセン。日曜に北野天満宮の梅苑を訪れました。天神さんといえば梅。境内にも梅がたくさん咲いてるから、梅苑は子どもの頃に入ったかも知れないけど、殆ど記憶がありません。さすがに見頃は過ぎていましたが、それでも遅咲きの梅が綺麗でした。寒い日だったため、健気な咲く梅が可憐でした。機会があれば夕方からのライトアップも見てみたいです。
梅苑を出た後は上七軒の歌舞練場内にある喫茶室「茶ろん上七軒」へ。奥まった所にあるから、知らないとちょっと入りにくいせいか、日曜だけど空いていました。モモ母は珈琲(400円)をオーダー。軽食メニューも結構あって、ヒメママさんがサービスランチのカレーを注文されたんですが、カレーライスにサラダと唐揚げ、飲み物がついて1000円だったかな、唐揚げが思った以上に充実していてお値打ち。ビールを注文した事務所のS君の良いおつまみにもなっていました。カレーは割と普通のおうちカレーという感じだけど、このtweetといい、こちらのサービスランチはなかなか良さそう。ちなみに今は大塚シェフから別のシェフに替わられたそうです。夏f0119179_0401427.jpgビアガーデンになって、なかなか良いです。
★茶ろん上七軒
今出川七本松西入上七軒歌舞練場内
075-461-0222
11時~16時 
木休
http://www.maiko3.com/salon/index.html
by mmcmp | 2019-03-22 00:42 | 京都のカフェ | Comments(2)

閉店時間前がオススメ

f0119179_1525552.jpg東京・神保町の「エリカ」が3月29日で閉店だそうで、老舗喫茶がまたひとつなくなるんですね。と思ったら駒込「アルプス」が明日で、浅草「アンヂェラス」は17日で既に閉店したって。武蔵境「くすの樹」は4月。シャトーの別館に行ってみたいけどなあ。老舗の閉店ラッシュを嘆く声は多いです。
さて、京都の老舗喫茶といえば「イノダコーヒ」。市内に数軒あるけど本店は観光客向けで常に混んでるし、モーニング(1440円)は高いし、たまに人と待ち合わせる時くらいしか行かない。でも月曜に前を通ったら、一人で入る気になりました。「7時までですが、よろしいですか」と店員さんに聞かれ、時計を見ると6時15分。30分以上あったので別館に案内していただきました。レトロな別館なんて何年ぶりでしょう? お客さんが出られて、すぐに別館はモモ母だけになり、一人でソファ席を独り占め。こんな静かなイノダ本店は初めてかも。ロールパンセット(900円)はエビフライの入ったロールパンにたっぷりの野菜サラダ、シンプルで美味しいポテトサラダf0119179_1635573.jpgがついて、大満足。老舗らしい建物と料理を満喫して、一気に本店ファンになりました。ただ、時間を気にしながらだったから、もう少し寛ぎたくて出る時は名残惜しかった。次は6時前には入りたいところです。
★イノダコーヒ本店
中京区堺町通三条下ル
075-221-0507
7時~19時
https://www.inoda-coffee.co.jp/shop/honten/
by mmcmp | 2019-03-19 16:22 | 京都のカフェ | Comments(0)

「春から夏、やがて冬」

f0119179_2183254.jpg歌野晶午の「春から夏、やがて冬」を読みました。元テレビディレクターOさんから届いた文庫本の中で「先生のお庭番」と共に綺麗な表紙だなと思った一冊。初めての歌野作品で、推理作家だというのは読んでる途中で知りました。スーパーの保安責任者の平田は倉庫の奥の小部屋で万引きをした女性ますみに出会う。免許証から娘と同い年だと知ることから始まる「季冬」の章。「春夏」「春陰」「青嵐」など章が持つ美しい響きとは裏腹に話はどんより。
仕事熱心で平凡だけど家族と共に幸せに暮らしていた平田は、娘の突然の事故死で生活が一変。今の日本にはこういう生きる目標をなくした人が少なくない気がする。「自殺する人の気持ちがだんだんわかってきた」という東日本大震災の在宅被災者の諦観とか、転機となる出来事がなくても未来に希望が持てない若者とか。閉塞感の中、平田は終盤に予想外の行動に出て、その原因がますみが喫茶店に置き忘れた携帯電話に残されたメールなんですが、これが突っ込みどころ満載。矛盾だらけでおかしいでしょ!と読んでて思ったら、おかしいと判断出来ない心理状況こそが悲劇を招いた、平田は「視野狭窄に陥り、客観的な判断ができなくなった」のだと医師の小瀬木は考える。こういうのも推理小説っていうのかな? やるせなさばかりで、読後感はあんまりよくなかったです。
by mmcmp | 2019-03-18 03:00 | カフェ読書 | Comments(0)

大徳寺界隈

f0119179_034295.jpg3月半ばなのに寒い日が続いています。でもモモを迎えた年は20日を過ぎてから雪が降ったし、まぁこんなもんでしょう。寒い方がお散歩の距離は伸びて、大徳寺界隈をあちこち歩いています。あの辺りは懐かしい感じの家並があって、家の近所よりも五条の祖母宅近くの風景を思い出させます。
こむぎ連れでは入れないので、一人で買い物に出た時に大徳寺東側の「レモン館」を訪れました。大好きな窓側の丸テーブルで珈琲を。土曜午後にテレビをつけたら歌人の馬場あき子さんのインタビューをやっていて、話もとても興味深かったんですが、撮影場所の調度品の美しさにも目が行きました。ご自宅でしょうか? 「レモン館」はもっと庶民的ながら、窓からの陽光、少し早めに鳴る柱時計、アンティークな家具などが醸し出す雰囲気が良いんですよね。現代感覚でリノベーションされた今どきの町家カフェとはまた違うf0119179_23572013.jpg大正昭和によくあったと思われる和洋折衷な感じ。奥のスペースには古い食器等が飾られていて、販売されています。良いなぁと思うものの、状態の割には値段は高めな印象。購入するよりは、こちらを訪れて眺めているのが良さそうです。
★レモン館大徳寺店
北区紫野上門前町
075-495-2396
11時~18時 
月休
http://www2u.biglobe.ne.jp/~lemonkan/
by mmcmp | 2019-03-16 23:59 | 京都のカフェ | Comments(0)