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「不倫と南米」&「強運の持ち主」

f0119179_1434965.jpg吉本ばななの「不倫と南米」を読みました。と言ってもかなり前で、先週、上の写真を摂った「nonahan」の前を通ったら閉店しててビックリしました。昨年オープンしたばかりなのに、ちょうど一年で閉店とは。六角広場を眺めながらのカフェ読書が結構好きだったんですよね。で、「不倫と南米」。ブエノスアイレスで不倫相手の訃報を妻から伝えられる「電話」が印象的でした。旅先の景色、目に映るものって、その時の心情で随分と変わる。異国の教会のマリア様に対面する場面で自分が行った海外の教会の風景が蘇ったり。時折挟まれる原マスミのイラストが好きでした。この作品が発表されたのは2000年だそうで、今もこうした作品世界は成立するんだろうかと思ったりしました。
そして瀬尾まいこの「強運の持ち主」。ショッピングセンターの片隅で占い師ルイーズ吉田として働く主人公。自分の占いはインチキだと言うけど父と母のどっちを選ぶべきか占ってという小学生や物事のおしまいが見える青年など悩みをが抱える相談者がやってきて、占い師ってカウンセラーだよねと思う。強運の持ち主という同棲中の道彦とせっかくの休日にダイエーに行ってトイレットペーパーホルダーとか便座カバーを買うデートのしょぼさはイマドキだなぁと思うf0119179_2265855.jpgけど、バブル期みたいなギラギラしたデートで疲れるより良いかも。何気ない日常にささやかな幸せをみつける相談者たちや自分自身の背中を押すルイーズの活躍? が楽しかったです。
by mmcmp | 2019-08-29 02:30 | カフェ読書 | Comments(0)

「東京バンドワゴン」&「砂漠」

f0119179_2134976.jpg小路幸也の「東京バンドワゴン」を読みました。と言っても少し前なので、やや記憶が曖昧ですが。東京下町のカフェもやってる古本屋を営む4世代家族。物語は店主勘一の妻で既に他界しているサチの目を通して語られます。一家にとってのおばあちゃんだけど、「小さいおうち」のような違和感はなく、ちゃんとおばあちゃんの幽霊が語ってるように思える。本にまつわるミステリーが展開するのは「ビブリア古書堂の事件手帖」と似た設定。でも具体的な作品があるのでなく本は単なるモチーフで、作者が描きたかったのは大家族ホームドラマみたい。でも伝説のロッカーだったり、愛人の子だったりイマドキな設定なので、吉本みたいなパターナルさがなくほんわかしてました。
そして男女5人の大学生の日常を描いた伊坂幸太郎の「砂漠」を最近読了。合コン、麻雀、学祭、さらに殺処分寸前のシェパードを引き取ったり、ホストたちの空き巣事件に遭遇したり。大学というオアシスからいずれ社会という砂漠に出て行く学生たち。中でも特に個性的な西嶋の存在が面白い。「人間とは自分とは関係のない不幸な出来事にくよくよすることですよ」と言い、アメリカの横暴に怒り、その気になれば砂漠に雪を降らすことだってできるという。砂漠に出たことがない故の甘さがあるとはいえ、学生には西嶋みたいに議論して理想を語って欲しいと思う。f0119179_23212560.jpg学生時代にたくさん議論し、辛さを共有した者の中から本当に砂漠に雪を降らせるようなイノベーションを生みだす人が出てくるはず。留年する西嶋だけ就職先が書かれてないのも暗示的。卒業式での学長の言葉「 学生時代を思い出して懐かしがるのは構わないが、あの時は良かった、オアシスだったと逃げるようなことは考えるな、そういう人生を送るな」は中高年に刺さりそう。モモ母的には「砂漠」の方が好みでした。
by mmcmp | 2019-07-27 23:44 | カフェ読書 | Comments(0)

「スペードの3」&「ふくわらい」

f0119179_1445031.jpg読書レビューが滞ってるので2ついきます。まず浅井リョウの「スペードの3」は女優つかさのファンクラブを仕切る美智代、新たに入会したアキ、つかさの3人を描いた3章からなる作品。子供の頃に学級委員だった美智代は職場では地味ながらファンクラブを仕切ることで優越感を得ていたけれど、アキの加入で構図が崩れ、美智代の同級生だったアキは小学生の頃の劣等感を払拭する為、同じ小学校出身者がいない中学校で自分を変えようと努力。ファン憧れのつかさ様も実は才能の限界を自覚し、ヒロイン気質の同期生である円を妬み、円のそれが演技だと見抜いていたという女性のいやらしさ満載のお話。浅井リョウって男性で当時まだ20代でよく女性心理を見抜いてるなと感心。
西加奈子の「ふくわらい」も特殊な環境で育ったため愛情も友情も知らないフシギちゃんな編集者の定を描いて、前半はえぐいなぁと思ってました。「スペードの3」の女たちが本音を隠して社会に溶け込もうとしているのに対して、自分が浮いていても他者との交わり方がわからない定は疎外感を感じることがないのはある意味強い。それが担当する作家や同僚、街でであった男性とふれあうことで居場所を獲得していく様子に後半ぐっと来ました。強面のレスラー守口がいつか猪木さんになれると思っていたけど、自分は猪木には慣れないと悟った、自分が嫌だと告白する場面は圧巻。生まれた時から差がついていて、自然にうまく出来る人間がいる。勿論天才は努力し続けるからこそ才能を発揮する訳だけど、努力すれば誰もが天才になれる訳ではない現実。それは円との差を痛感するつかさ様も同じだし、人間関係の違和感は「風が強く吹いている」でいつも自分だけ浮いてる気f0119179_2373217.jpgがする、走ってる時だけは自分を演じる必要がないと独白するキングにも通じる思い。でも文字と文字がつながって言葉になるように、人と交わって来たことで構成されてる自分がいて、いろんな経験を重ねたその先っちょに今の自分がいる。だから2人で長生きしようね、と同僚のしずく。すごい作品でした。元ディレクターOさんが西加奈子はすごいとおっしゃってた意味が終盤漸く分かりました。
by mmcmp | 2019-07-09 02:54 | カフェ読書 | Comments(0)

「最果てアーケード」

f0119179_22522585.jpg小川洋子の「最果てアーケード」を読みました。小川洋子って現代作家の中で「文学」を感じさせる貴重な小説家だと思うけど、読んでて不協和音のような居心地悪さを感じてどうも苦手。元テレビディレクターOさんから届いた「琥珀のまたたき」もnatsunoさんのレビューを拝見して、ちょっと尻込み。先月Oさんが送って下さったこちらを先に読んでみました。これはとっても好き、初めて読んで良かったと思える小川作品でした。
薄暗く狭い通路の「世界の窪み」のようにひっそりしたアーケード。店では義眼、ドアノブ、レース、勲章などがそれを必要とする人のためにじっと待ち続けています。遺髪でレースを編む女性、レモネードの入った魔法瓶が置かれた読書休憩室で百科事典の「あ」から順に読んでいく少女、元体操のオリンピック選手と偽る結婚詐欺の女性など、登場人物たちも不思議です。映画館からの出火が原因の火事で亡くなったアーケードのオーナーの娘が子供の頃からの記憶を語る形で物語が綴られ、前半は元気な子犬だったぺぺは、商品の配達に必ずついてきたのに、終盤ではドアノブを売るノブさんの傍で横たわる老犬に。それで経営は成り立つのかと思う非現実的な設定だけど、「ある街角の物語」やチェブラーシカの人形アニメを観るような世界が広がり、読んでいる途中で、ふと自分自身の記憶が蘇ってくるのです。「私」の母親が入院する病院を訪ねる場面では、母が手術のために初めて京大病院に入院した日に渡り廊下から病室の窓越しに見た母の痩せた背中を突然思い出して切なくなりました。アーケードで売られているのは「だれでも記憶の奥に持っているかえげえのない思い出と響きあうひっそりと美しいもの」(解説より)なのでした。
by mmcmp | 2019-06-12 23:57 | カフェ読書 | Comments(0)

「幕が上がる」

f0119179_12455279.jpg平田オリザの「幕が上がる」を読みました。地方都市の高校演劇部の日々を描いていて、地区大会、県大会、北関東ブロック大会と勝ち進んでようやく全国大会に出場できる高校演劇の最初の地区大会敗退から物語が始まります。伝統芸能の至芸を極めようとする「仏果を得ず」と違って、平凡な高校の部活の話だけど、面白くてどんどん引き込まれました。演劇制作の過程が興味深いし、平田さんの若い演劇人へのエールもあるんだろうなと思う。
顧問が変わると生徒の本気度が変わることはよくありますね。モモ母は高校時代は合唱部で、1年の時の顧問はブラバンと兼務で、ブラバンに熱が入って合唱部には滅多に来なかったけど、2年から合唱団に入ってる顧問に替わって、指導が専門的になりました。俳優を目指す中西さんがマクベス夫人を演じた時に演出担当のさおりが「17歳のマクベス夫人なんていないから作戦を考えないと」と目先の器用さがプロでは通用しないことを助言したり、チラシを見比べると芝居の内容はわからなくても劇団が何を伝えたいかというお客さんへの態度がわかる、全国大会に来る学校にはそれなりの何かがある、偶然の面白さに頼っていると面白さが劣化するから計算した演技しか生き残れない、世の中に一流というのは確かにあって単純な指示なのに自分がやりたかった動きだったりする等々。これまでのやり方では見えなかった世界を見て高校生たちが成長していくのが頼もしいし、その発見を共有できて楽しかった。東京に出てきた夜に新宿の高層ビルを見て一年生が泣くシーンがありました。その気持ちが何となくわかるとさおり。思春期に何を目にするか、どんなものに触れるかって大事なんだなと改めて思う。それぞれの進路で頑張る姿が想像できるラストも素敵でした。
by mmcmp | 2019-06-04 14:45 | カフェ読書 | Comments(0)

「仏果を得ず」

f0119179_22304052.jpg三浦しをんの「仏果を得ず」を読みました。「風強」アニメ(こちらの記事で魅力解説されてます)で共に盛り上がったアナウンサーYさんが三浦しをんファンになったきっかけがこの作品とのことで、楽しみにしてましたが、期待通り! 「あの家に住む四人の女」を抜いて、モモ母の三浦作品ベスト3に入る満足度です。
文楽で義太夫を語る若い太夫・健の成長を描く青春お仕事小説。ホントにこういうのうまいなぁ。破天荒な銀大夫師匠、健の相方の三味線でプリン好きの兎一郎など変人揃いの技芸員たちながら芸を極めようとする情熱が半端ない。ワクワク感と共に緊迫感もあって、圧倒されます。地元小学校で文楽を学ぶミラちゃんと母の真智、健が住むラブホの管理人の誠二など脇役も魅力的。あんな語りがしたいという健に「長生きすればできる」という兎一郎。漫然と生きるのではなく精進していれば、ということなんだけど、芸か恋かで悩んだり、いろんな経験を重ねることで人形浄瑠璃に描かれる心情がより深く理解出来る。それが叶わず、若くして亡くなった太夫もいる。「生きることだ。生きて生きて生き抜けば、(仮名手本忠臣蔵の)勘平がわかる」と告げる誰か。「四人の女」にも「君はポラリス」にも生き続けることの尊さを伝える言葉が出てきました。物語の面白さも勿論だけど、モモ母が三浦しをんの作品を愛おしく思うのは、生きることへの前向きなメッセージが繰り返されるから。文楽って「夏祭浪花鑑」くらいしか観たことないから、一度きちんと観ようと思います。作中の大阪弁があたたかくてとても良い感じなんですが、大阪の伝統芸能である文楽が理解できずに補助金をカットした橋下さんはサイテーと改めて思う。あ、維新・丸山議員の「戦争で北方領土を取り戻す。戦争しないとどうしょうもない」発言もサイテーですね。
by mmcmp | 2019-05-13 23:46 | カフェ読書 | Comments(0)

「君はポラリス」

f0119179_2229816.jpg三浦しをんの「君はポラリス」を読みました。恋愛小説集で、表題作があるのかと思ったらそうではなく、最初と最後以外は全く別のテイストの短編集でした。大学卒業後、家業を手伝いながら密かに亡くなった恩師の骨を持っている「骨片」、夫が水族館で後輩に再会してから、自宅マンションに後輩が出入りするようになる「ペーパークラフト」、突然ロハスな暮らしに目覚める「優雅な生活」など、人それぞれの恋愛の形が綴られていて楽しい。友人の結婚式で出席するたびに、僅かに覚えた違和感、無難な相手と適齢期と言われる年齢で結婚することに美を見出さなかったけれど捨松といると違和感がないという「森を歩く」のうはね。謎だった捨松の職業を探る結末はなかなか素敵でした。
「裏切らないこと」の岡村の妻子への思いはイマドキの夫だなあと「道草」の健三との違いが際立って、印象に残りました。息子のペニスを舐める妻の姿を見てしまい、戸惑うけれど「息子を持った母親はたいていしてみるんじゃない?」と同僚に言われるエピソードが出産経験のないモモ母には面白かった。変なことと普通のことの境目ってかなり曖昧なんですよね。そして一番好きだったのが「春太の毎日」。腹痛から嘘のように快復した春太が「麻子が生きて幸せでいる限り、何度でもあたたかい春はめぐってくるんだよ」というラストは「あの家に暮らす四人の女」のラストにも通じる、愛おしさがありました。今年の桜も終わるけど、来年もむぎちゃんと一緒に見たいなぁと思う。理由は「春太の毎日」を読むとわかります。
by mmcmp | 2019-04-17 23:37 | カフェ読書 | Comments(2)

「道草」

f0119179_2204251.jpg夏目漱石の「道草」を読みました。「坊ちゃん」などは子供の頃、結構好きだったんですが、教科書的な「こころ」は好きじゃなかったし、説教されてるような「則天去私」の思想にも抵抗がありました。でも、先月たまたま「100分de名著」で夏目漱石をやってるのを見て、大人になって読むと面白いかもと思ったのでした。で、改めて気づいたけど、漱石って49歳で亡くなってるんですね。そんなに若かったのかと、肖像写真を見返してしまいました。
「道草」を選んだのはたまたま手元にあったからなんですが、「明暗」は未完だから最後の長編小説。大人になっても、楽しく読める作品ではないですね。漱石自身と思われる主人公・健三のイギリス帰国後の生活を綴ったもので、どうやら「吾輩は猫である」を執筆中らしい。小雨の降る中、見覚えのある男に出会う冒頭から何とも不穏な雰囲気。その男(義父)が家に無心に来るようになり、義父だけでなく義母や妻の父までもが健三の金をアテにする。家でも妻とはトゲのある会話をするわ、生まれた子供は突き放した目で見てしまうわ。そんなしんどい日々を自己批判を交えて描いた作品は、自然主義文学の作家たちからは好評だったそう。内面を正直に書くのが自然主義とは違うと思うけど。でもドラマチックでもなく誰とも理解し合えない苦悩だけの小説が、つまらないかというと決してそうではないのが、漱石のすごさなんでしょうか。文体の過不足のなさ、風俗描写の上手さなど、さすが文豪と言われるだけありますね。「吝嗇(りんしょく)な男」とか「頑是ない」など今は使う人が少ないような言葉も多かった。若い人はあんまり読まないかも知れないけど、漱石が専門家の研究対象になっていくのは勿体無い。これからも時々読んでみようと思います。
by mmcmp | 2019-04-10 03:17 | カフェ読書 | Comments(0)

「小さいおうち」

f0119179_11704.jpg中島京子の「小さいおうち」を読みました。映画をテレビで見て、松たか子と黒木華が良く印象に残ってました。昭和初期に女中奉公に出たタキが東京郊外のモダンな赤い屋根の家で若く美しい時子奥様と暮らした日々を、晩年にタキが書き綴った形で語られて行きます。タキが尋常小学校を卒業して上京したのは昭和5年の設定なんですが、当時の世相風俗を盛り込んでいるもののモモ母の親より年上、米寿を過ぎた人が書いた文章には思えないのが致命的。映画は山田洋次が巧かったんだな・・・。
そうは言っても香蘭社のティーカップや美術雑誌の「みづゑ」、真桑瓜(祖母は「まくわ」をよく食べさせてくれました)などのアイテムは懐かしいし、「戦争が始まって世の中が明るくなった」「南京陥落の戦勝セールが楽しかった」等は当時を知る人の生の声だろうと思う。男たちは日米開戦の是非を論じたり、仕事の判断を迫られるけど、女たちは「難しいことはよくわからない」。戦争が始まったと言っても普通に日常生活が続き、それが急激に非常事態になっていくのがリアルです。可愛かった恭一ぼっちゃんがどんどん愛国少年に変わって行くのが象徴的。時子の友人の雑誌記者の睦子は「銃後の要は主婦の倹約精神」などと体制的な記事を書いていたのに、戦後は民主主義の闘士となる変わり身の早さ。付録の対談で中島京子は「怖いんです。調べていくうちにみんな私たちと同じように楽しく暮らしていたのに、いつの間にか戦争に向かっていったんだとわかりました。今の私たちも、いつでもああなる危険性があるんだと」と言っていて、そこはちゃんと描かれていました。挙国一致の徹底のためには翼賛政治体制協議会が推薦する候補が議席を埋め尽くさなければならないと旦那様が言っても、なんのことだかよくわからないと思うタキ。いつでもああなる危険、ありますね。
by mmcmp | 2019-03-30 03:03 | カフェ読書 | Comments(0)

「春から夏、やがて冬」

f0119179_2183254.jpg歌野晶午の「春から夏、やがて冬」を読みました。元テレビディレクターOさんから届いた文庫本の中で「先生のお庭番」と共に綺麗な表紙だなと思った一冊。初めての歌野作品で、推理作家だというのは読んでる途中で知りました。スーパーの保安責任者の平田は倉庫の奥の小部屋で万引きをした女性ますみに出会う。免許証から娘と同い年だと知ることから始まる「季冬」の章。「春夏」「春陰」「青嵐」など章が持つ美しい響きとは裏腹に話はどんより。
仕事熱心で平凡だけど家族と共に幸せに暮らしていた平田は、娘の突然の事故死で生活が一変。今の日本にはこういう生きる目標をなくした人が少なくない気がする。「自殺する人の気持ちがだんだんわかってきた」という東日本大震災の在宅被災者の諦観とか、転機となる出来事がなくても未来に希望が持てない若者とか。閉塞感の中、平田は終盤に予想外の行動に出て、その原因がますみが喫茶店に置き忘れた携帯電話に残されたメールなんですが、これが突っ込みどころ満載。矛盾だらけでおかしいでしょ!と読んでて思ったら、おかしいと判断出来ない心理状況こそが悲劇を招いた、平田は「視野狭窄に陥り、客観的な判断ができなくなった」のだと医師の小瀬木は考える。こういうのも推理小説っていうのかな? やるせなさばかりで、読後感はあんまりよくなかったです。
by mmcmp | 2019-03-18 03:00 | カフェ読書 | Comments(0)